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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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小指と親指の体温の差を11度にすることができた。ラーマの両手はまったく動いていなかった。

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顕教の中にとどまるのであれば、そこは安全かもしれませんが、何も得られません。すでにあるものを手にするだけです。Have toはHaveしているもの(すでに持っているもの)を持つことです。
 

しかし不可思議な密教世界に一度足を踏み入れるならば、そこは危険に満ちていますが、充足感はあります(たぶん幸福感も)。そして我々はそこに我々の欠けているピースを見つけるのです(それが魂の半身のこともあります#ベターハーフ)。欠けているもの、欠落しているものとはa wantとと言い、それを求めることをWant toと言います。

科学の世界は永遠のβ版だと10年以上前に書きました。それは科学の良さであり、発展性の基礎です。いつも次の世代に乗り越えられるのです。すなわち、僕らはいつも間違っているのです。ただし、ここまでは正しそうだと思えるフラジャイルな土台の上で高みを目指してジャンプする土台が科学です。

 



ヴィム・ホフが科学や医学の教科書を塗り替えたなどと言いますが(実際はまだでしょうが、科学はそれくらいに歩みが遅い)、それは綺麗な言い方で、もっと正確に「科学者たちは自分たちが間違っていたことを認めた」という言うべきではないかと思います。

「まといのば」は科学に基づいて思考したいと考えますが、それはツールとして便利なところまでです。科学はずいぶんと遠くまで連れて行ってくれますが、その先は自分たちの足で歩くしかないのです。

羽生善治(元七冠、そして未来の永世七冠)がコンピューターが出てきたことで、みんなが高速道路で移動できるようになったが、高速道路を降りた先ではジャングルが待っているという意味のことをずいぶんと前におっしゃっていました。かつては棋譜は将棋連盟に行って、フォトコピー(ゼロックス)していたのです。今のように棋譜が速報のように流れる時代には想像もつかない世界が少し前にはあったのです(今のように重要な対局をライブで観れる時代には想像もつかない世界が少し前までの常識だったのです)

僕らは科学を用いますし、便利な教材を繰り返し聖典のように参照します。受講生たちは聖典以上に大事に繰り返し読んで欲しいと思います。しかし、我々が目指しているのはその先の世界です。そこが見えていないと、「あ、分かった!」で終わってしまうのです。もっと悪いことに我々の脳は例のスイッチを押して、自分の脳をシャットダウンします。あのスイッチです。脳はそもそもサボるのが第一の機能ですので、素晴らしい情報を前にしてもサボりたいと思って、そのスイッチを発動します(そのスイッチのことはセッションか、セミナーで公開します( ー`дー´)キリッ。かなり危険を伴う話しなので、さすがに顔を見ないで教えることはできない)
(と思いましたが、僕が忘れるというリスクがあるので書いておきますwww)
「あ、分かった!」以上にまずい例のスイッチとは「知ってる!」です。でもこれはついつい発動してしまうのです。ついやってしまうため息やついやってしまう口呼吸と同じです。ため息や口呼吸のときはクンバカ(息を止める)ように、例のスイッチを無意識が発動させてきたら、素早くマントラを唱えましょう「私は本当にそれを知っているのか?」と。



呼吸法の大切さもツンモも(成瀬先生は幾度も言及されています)時の始めから言われていること。何も目新しさも珍しさもありません。僕らは大騒ぎして車輪の再発明をしているだけ。ただその車輪の再発明が大事なのです。
「まといのば」に多いヨーギ、ヨギーニたちはかつての先生の言葉の意味が浮かび上がってきているでしょう(そしてその先生の言葉もまたその先生の言葉のミメーシスであり、その先生の言葉も、、、)。
意味が本当に分かるには、時間と経験が必要です(CGのテーマですね。だから最初は素読なのです。暗唱であり、丸暗記なのです)。何十年とかけて分かることはたくさんあります。考える時間が必要なので、若い内に頭に収蔵しておきたいのです。幾度も参照して、幾度も考えられるように。



我々の主戦場である気功はどこまでも密教なのです。


1970年、物理学者のグループがプラーナの影響を測定しようと米国で最大の精神医学トレーニングセンター、カンザス州トピーカにあるメニンガー・クリニックにスワミ・ラーマ(185センチ、77kg)を招待します。
このスワミ・ラーマが心臓を止めて見せたヨーギです。

次にラーマはプラーナ(あるいは血流か、その両方)を体のほかの部分へ移動させることに取りかかった。手の片側からもう片側へ思いどおりに動かすのだ。15分としないうちに、小指と親指の体温の差を11度にすることができた。ラーマの両手はまったく動いていなかった。(『Breath』)

ここから大事です!

酸素、二酸化炭素、pH値とストレスホルモンは、ラーマの能力に関与していなかった。知られているかぎりでは、彼の血液ガスと神経系はどの実験中でも正常だったという。なにかほかの不思議なプラーナの力が働き、より精妙なエネルギーをラーマは利用したのだ。(『Breath』)

結果(プラーナの影響)は測定できるが(フィードバックは取れるが)、その力自体を測定はできず、ということです。

 

 

これを踏まえて、もっと密教的な世界が待っているのですが、もうセッションの時間なので、ここで。


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