どんな偉大な発見でも、最初は馬鹿にされ、受容され始めると、そんなことは当たり前だと言われ、評価されることが少ないのが事実です。
これをコロンブスの卵と言ったりします。
「コロンブスの卵」を知らない人のためにChatGPTに聞いてみると(もといWikipediaを引用すると)、
コロンブスの卵(コロンブスのたまご、英語: Egg of Columbus または Columbus' egg、イタリア語: Uovo di Colombo [ˈwɔːvo di koˈlombo])とは、どんなに素晴らしいアイデアや発見も、ひとたび衆目に触れた後には非常に単純あるいは簡単に見えることを指す成句である。
と言います。
どんなに素晴らしいアイデアや発見も、ひとたび衆目に触れた後には非常に単純あるいは簡単に見えること
ですね。
気功技術も似ていますし、気功技術の理論も似ていて、Body Designの新しい技の数々も似ています。
ここで今、書けば「オカルト」と非難され(だから書いていませんがw)、10年後には「あんな当たり前のことをさも難しそうに書いている」と言われるのがオチです。
とは言え、大衆に向けて情報公開をしているわけでも、媚びているわけでもなく、ニッチの中のニッチであるところの「まといのば」のメンバーに向けて書いているので、
僕らは穴蔵の中で秘密結社のように「偉大な発見」を楽しみましょう。
ちなみに、「コロンブスの卵」について、Wikipediaでこんな風に紹介されています。
この逸話は、イタリアの歴史家・探検家のジローラモ・ベンゾーニが広めたものとされる[3]。1565年に出版された『新世界史』では、以下のように書かれている。
コロンブスは大勢のスペイン貴族とのパーティーに参加したが、お決まりのようにインド[注 1]の発見が話題となった。一人の貴族が、「もし貴方がインドを発見できなかったとしても、他の誰かが発見していただろう。我がスペインには天地学と文学に優れた偉大な男が大勢いるのだから。」コロンブスはこれに何の反論もせず、ただ卵を持ってきてほしいと頼んだ。それをテーブルの上に置いて、「紳士諸君、賭けをしましょう。貴方がたは誰も、素手で何も使うことなしにこの卵を私の望むように立てることはできないでしょう。」と言った。貴族達はみな試してみたが、誰も立てることはできなかった。コロンブスは手元に戻ってきた卵をテーブルに打ち付け、片端を少し平らに潰して立ててみせた。貴族達は困惑しながらも、コロンブスが言わんとしていることを理解した。すなわち、物事が為されたあとは、誰でもその方法を知っている。最初にインドを探し当てたコロンブスを嗤う前に、先に自分がそうすべきだったのだと。彼らはその難しさに気付き、しばらく笑っていた。
これは本当にそうです。
「もし貴方が発見できなかったとしても、他の誰かが発見していただろう」
というのは、「それはあなたの感想」でしかないのですが、説得力を持ちます。
ブラック・スワンと同じです。
後知恵ならば何とでも言えて、そしてそれっぽく聞こえるのです。
でも実際は偉大な人物とそのチームがいなければ(現在の宇宙開発と似て)歴史の中で足踏みをしたり、旧石器時代に戻るのです。
生成AIの歴史もそうです。
かつてニューラル・ネットワークと呼ばれたオワコンの技術にこだわり続けたCrazy Onesたちのおかげで、深層学習のブレイクスルーがあります。
ギルドでもサロンでも何でも良いのですが、僕らは穴蔵の中で楽しく集って、発見を寿(ことほ)ぎましょう。
そして、別な穴蔵で同じように集っている人に、貴重なヒントとなるかもしれない情報を書き残しておきます(というか、メンバーの予習と復習のために)。
大腿骨の骨頭の触れ方です。
まずはいつものランドマークから。
(くびれ→肋骨弓・腸骨稜→みぞおち・ASIS)
ASISまで探したら、臍下から手をおろして、恥骨に触れます。
恥骨の端点を探します。
ここまでが事前準備です。
鼠径靭帯(そけいじんたい)は靭帯(じんたい)というよりは、外腹斜筋腱です。
で、この鼠径靭帯の中点を見つけ、その遠位にそっと触れます。
かなり優しく柔らかく触れて(できたら大腿直筋を完璧にゆるめて)いくと、球体が出てきます。
これが大腿骨の骨頭です。
かなり感動します。
続けて、腰椎の椎体を腹部から触れる方法です。
棘突起に背中から触るのはもちろん容易です。
しかし我々は脊椎を後ろ側の棘突起からばかり触っており、前から触ることがありません。
ですので、イメージは歪んでいます。
というわけで、腹部から(前から)触ってみましょう。
お臍の上あたりから触る方法もありますが、それはクライアント側が腹直筋をゆるめないといけません。
ですので、腹直筋の端から入ります。
いつもながらTZで手を完全にゆるめて、斜め45度程度の角度で腹直筋の端から中心に向かって指を入れていくと、硬いポールのようなものに激突します。
これが腰椎の椎体です。
触れるとかなり感動です。
(受講生たちはセルフでも触れるようになってきました。素晴らしいこと)。
椎体に触れることができたら、楽しみましょう!
最初はいろいろ触って、驚きと喜びを覚えましょう。
そして、気を流しましょう。
「熱」でも「クンダリーニ」でも「美肌クリーム」でも良いので、流してみるとまた不思議な感じです。そして効きが良いです。
とは言え、これもコロンブスの卵として、当たり前になっていくでしょうし、それが望ましい未来です。
大転子も小転子も大腿骨の骨頭も普通に触り(小転子は気功整体BootCampのコンテンツでした)、恥骨の形状が明瞭に分かり(恥骨下部は重要です)、尾骨の奥の筋膜リリースができ、坐骨とハムストリングスの関係が分かるのが理想です。
これらが普通になるのは良い未来です。
施術で圧倒的な結果が出せるようになります。
それは良いことです。
とは言え、その一つ一つの「コロンブスの卵」は非常に大変な発見です。
たしかに、分かってしまえば簡単なこととは言え、分かるまでは実際に大変なのです。
我々は、コロンブスのゆで卵をかじりながら、偉大な仕事に思いを馳せましょう!
我々はそうやって巨人達の肩に乗ることで、遠くを見渡せます。