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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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練習をしていると、息があがり、筋肉がちぎれそうになって、『もう無理』と感じる瞬間が必ずやってくる

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Yogaスクール1期(2月開催)が無事に終了しました!

1月開催と比べても遜色ないどころか、大幅にアップデートできた気がします。
熱意、そして情熱、向上心というのは何よりも重要なのだと再確認できました!

1ヶ月後の講習会が楽しみです!



実は昨日はYogaスクール1期(2月開催)の中日であると共に、1月開催組の講習会でした。

昨日は2月開催組と入れ替わるようにして、1月開催組がセミナールームに入って来られて、その入れ替わりが非常に美しく壮観でした。

Yogaスクールはかなり個人指導の側面が大きいため、それほど大人数で行う予定ではありませんでしたが、多くの方に集まっていただいたため、講習会はそれぞの開催月ごとに行っております(当初は合同講習会を予定していました)。ですので、2月開催組は3月に講習会の1回目を行います。

Yogaスクールは2週間で3日間という短期集中ですが、その後フォローアップと身体調整を兼ねて、月に1回ペースで3回、講習会を開催します。すなわちYogaスクールは4ヶ月にわたって開催されるということになります。まさにFestina lente(ゆっくり急げ)です。

ですので、猛烈なスピードながら、かなりじっくりとしっかりと身体に向き合えると思います。

Yogaということで言えば、この1年に限定してきっちり身体を創りあげることを目標としています。長い人生の中で1年というのは非常に短いのですが、「まといのば」時間で言えば、1年は永遠にも等しい長さです。その中で稠密に時を過ごしながら、圧倒的な成果を出していきましょう。

ただ、ハタをする中で不可避的に、ケガをしたり、古傷が浮き上がってきたり、ひねってしまったり、感覚がなくなったりという様々なトラブルに見舞われます。そのときは、是非、相談してください。また一ヶ月後まで待ってもらって、講習会のときに集中的にケアと身体調整、また質疑応答をします。昨日も予定時間を大幅にオーバーして盛り上がりました。

それぞれがきちんとハタヨガをやってきていることがよく分かり、非常に嬉しかったです。かなり良い筋肉がついて、鍛錬されていました。

「まといのば」のハタヨガとは、いわゆるヨガのイメージとは異なり、かなりのハードワークです。
というか、適切に追い込まないと身体は成長しません。ゆっくりと10年、20年かけて亀の歩みでYogaを優雅にゆるやかにするのも1つのあり方ですが、我々は「乗り物」でしかない身体を高度化させ、本来のあり方に素早く変えることに興味があります。無駄な回り道をする優雅さを持ち合わせません(それを「優雅」と言うのか「怠惰」と呼ぶのかは別として)。

素早くハードに身体を変えていきましょう。


ここであるアスリートからの引用を1つ紹介します。

(引用開始)
「練習をしていると、息があがり、筋肉がちぎれそうになって、『もう無理』と感じる瞬間が必ずやってくる。『これくらいでいいだろう』『次、頑張ればいい』という内なる声が聞こえてくる。けれど、そこであきらめてしまったら何も練習しなかったことと同じ。たとえば、水の温度を99℃まで上げたとしても、最後の1℃を上げることができなければ、永遠に沸騰することはない。これ以上は無理という瞬間を乗り越えてこそ、次のドアが開くのだし、そうなって初めて、私の望んでいる世界に行くことができる」
(引用終了)現代ビジネスより

「これ以上は無理という瞬間を乗り越えてこそ、次のドアが開くのだし、そうなって初めて、私の望んでいる世界に行くことができる」という力強い言葉はまさにその通りだと思います。

ボディビルダーたちが毎回自分の限界と向き合い、ダンサーが日々自分の限界と向き合いながら、絶望的な壁を登るように、ハタを実践する我々も限界を突破し続けましょう。

このアスリートは世界一と言っても良いほどに有名な23歳の美しいアスリートであり、アーティストであるキム・ヨナです。



「水の温度を99℃まで上げたとしても、最後の1℃を上げることができなければ、永遠に沸騰することはない。」とは蓋(けだ)し名言であると思います。まさに「永遠に沸騰することはない」のです。それが限界までやらない(やろうとしない)我々凡人の姿です。その凡人たちが戦争を起こすのだと小林秀雄は言います。「走れ、走れ! 僕の行けなかった道を」の傲慢 2012-08-21


僕は「これくらいでいい」と内なる悪魔がささやくときに、天使(なのか悪魔なのか)がこうささやくのが聞こえます。

(引用開始)
癒着した胸の空洞から 忘れがちな死者の声が聞こえてくる ――私達は死を賭した お前は何を賭しているのか?
(谷川俊太郎「空の青さをみつめていると」 p.291)
(引用終了)


私達は死を賭した お前は何を賭しているのか?」と繰り返し耳元でリフレインします。

もちろん、「死を賭す」しか答えはないのです。それが生者のつとめでしょう。

ガツガツとハタをやりましょう。

三点倒立を限界までやりましょう。頭に血がのぼり、多少の毛細血管が切れるくらいのことは大したことではありません。息がしばらく止まるなども大したことではありません。

死を賭して、「これ以上は無理という瞬間」を超えましょう。

これ以上は無理という瞬間を乗り越えてこそ、次のドアが開くのだし、そうなって初めて、私の望んでいる世界に行くことができる」のですから。




【引用書籍】
空の青さをみつめていると―谷川俊太郎詩集 1 (角川文庫 (2559))/角川書店

¥540
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誰も語らなかった 知って感じるフィギュアスケート観戦術 (朝日新書)/朝日新聞出版

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