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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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ゴールの姿は、全く思いもよらないし、むしろイヤそれは無いな。。ってこう言う感じにも現れるんですね

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映画『すずめの戸締まり』の深刻なネタバレを含みます!!

まだ未見の方は、観たあとに是非、記事を御覧ください。
ネタバレは気になりません!という方は是非続けて、読んで下さい!

 

明日の私は今日の私とは不連続であり、別物だとアリスは言いました。

いや、アリスは昨日の私に戻れないと言ったのですが、、、。

 

 

I could tell you my adventures--beginning from this morning.' said Alice a little timidly: but it's no use going back to yesterday,
because I was a different person then.'

「冒険の話といっても、言えそうなのは、けさからあとのことだけよ」と、アリスは、いくらか気おくれしながら言いました。「昨日のことになると、もうだめなの。だって、昨日のあたしは、だれかべつのひとだったんですもの。」

不思議の国のアリス(岩波少年文庫)

 

 

 

 

「すずめの戸締まり」の小説版でもこうあります。

 

すずめと私は違うのだ。

 

 

 

明日の私と幼い私は連続してはいないのです。

時間軸が1つの決定論ではなく(かつてのキリスト教的世界観ではなく)、エヴェレットの多世界解釈なのです。そこには明らかな「行かなかった道(The road not taken:ロバート・フロスト」があるのです。

 

すずめと私は違うのだ。私は今も弱いままだけれどーーーすくなくとも、あれから一二年は生きたのだ。生きてきたのだ。すずめは一人きりだけれど、私はもうそうではないのだ。私がいま何かをしなければ、すずめは本当に真正に、この世界に一人きりになってしまう。生きていけなくなってしまう。

 

この世界に一人きり」というのが、リンボー(辺土)の波打ち際に凍える風景であり、他者が自分の宇宙にいない孤独な光景です。

 

他者性とはキリスト教というか、イエスの教えのテーマであるとは、シン・TENETBootCampでも取り上げた(繰り返されるテーマです)。聖書学を一言でまとめると「隣人愛」です。

 

そして、幼い鈴芽から観た風景をビリー・アイリッシュが歌ったと先日の記事で(古い記事を)紹介しました。

 

だって私、恋しているの、私の未来と。彼女に会うのが待ち遠しい♫(ビリー・アイリッシュ『my future』)

 

 

 

‘Cause I, I’m in love
With my future
Can’t wait to meet her
And I (I), I’m in love
But not with anybody else
Just wanna get to know myself

 

(だって、私は恋をしているから
私の未来と。
彼女に会うのが待ち遠しい
そして、私は、恋をしている
でも、他の誰とでもない
自分を知りたいだけ)

 

 

これに対するアンサーソングのようなフィードバックをいただきました!!

 

ありがとうございます!

 

(引用開始)

先生 おはようございます!!
今最新のブログ記事を拝読しました。最近のテーマである「明日の私」に対応するビリー・アイリッシュのmy futureを引いて下さり、昨日の謎の一つが解けました。

実は昨日、私はずっと女の人の存在をずっと観ていて、あまりにもずっといるから先生に、生霊がいますって言いそうになっていたのです。なぜ言わなかったかと言うと、その女性は今の私と全く真逆で、軽やかで蠱惑的で笑顔で世界を一瞬で虜にするんです。その女性が眩しいあまりに、今の私と違いすぎて、羨望と絶望が入り混じっていて混乱し、説明が出来なかったんです。

そして今、ビリー・アイリッシュの言葉で気付きました。

あれは未来の私なんです。切なさと懐かしさの初恋のような気持ちに、まさに今、包まれています。少女の私も今の私も、抱きしめて、抱いています。今はこの感覚を耽溺して、検証は後ほどでいいかな?って思いつつ。

ゴールの姿は、全く思いもよらないし、むしろイヤそれは無いな。。ってこう言う感じにも現れるんですね。しかも思いもよらないタイミングで、未来の私を見せてくれたシン・TENET、「システム」への興味が止まりません!!!
今後がますます楽しみです!!

 

 

(引用終了)

 

まさにそうですね、

 

ゴールの姿は、全く思いもよらないし、むしろイヤそれは無いな。。ってこう言う感じにも現れる」ものです。

 

なぜならゴールのもう1つの顔は現状の外だからです。

1つの顔は「どうしてもやりたいこと」であり、Want toですが、もう1つの顔は「現状の外」というリンボーの果てのような顔だからです(←意味不明)。

現状の外だからこそ、それはよそよそしくグロテスクであったり、生き霊のようにすら感じるのです。

そして、自分とは「真逆」。

¬(Not)なのです。

今の自分がAならば、明日の私は¬Aです。

ですから共存できず、物質と反物質のように触れ合うと対消滅してしまう(←このくだりいる?)。

A∧¬AはFであるように、そしてそれが共存するということは矛盾であるように、ゴール設定とはどこまでいってもパラドキシカルなもの。

 

だからこそその手触りを捕まえることができると、強いです!

 

でも冷静にあとからの検証も忘れずというのが、シン・TENETな僕らのあり方であり、それもまた世界の仕組みへの信頼の現れ(an expression of faith in the mechanics of the world)と僕らは考えます(信頼しているからこそ、疑うのです)。

 

Neil: What’s happened, happened. Which is an expression of faith in the mechanics of the world. It’s not an excuse to do nothing.

(ニール:起こったことは起こったことだ。それは世界の仕組みへの信頼の表れだ。)

 

そんなことを期待しつつ、本日のGoalGold(ゴールゴールド)セミナーをお楽しみに!!

 

 

本日22日(木)19時から!飛び込みも歓迎です!
お申し込みはこちら!

 

 

【時事ネタ】

今回セミナーで取り上げるニュースですが、紹介のタイミングがなかったので、ここに突っ込みます!

 

防衛省がAIを活用して、世論工作の研究に着手という共同通信の記事。

 

北の国での戦争と北の国が原因になりそうな空気の戦争と台湾有事を重ねつつ、防衛費は増税の理由に(いやいやインフォデミックにお金を使いすぎたからでしょ)。

 

防衛省が人工知能(AI)技術を使い、交流サイト(SNS)で国内世論を誘導する工作の研究に着手したことが9日、複数の政府関係者への取材で分かった。インターネットで影響力がある「インフルエンサー」が、無意識のうちに同省に有利な情報を発信するように仕向け、防衛政策への支持を広げたり、有事で特定国への敵対心を醸成、国民の反戦・厭戦の機運を払拭したりするネット空間でのトレンドづくりを目標としている。

 

日経が攻めた広告戦略をしています!

面白い!

 

最後はさわやかにトム・クルーズ!

映画館だけで公開されていた9分の映像がYoutubeでも!(僕は映画館で度肝を抜かれました)。

 


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