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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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また、戦争が起こるようなことがあるなら、見物人の側から起こるでしょう。選手にそんな暇はない。

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革命3部作は革命シリーズになりそうな気配がするので、4月の「まといのば」講座は「“手帳”革命」にしようかと思っている今日このごろです(冗談です)。

 

まあ、冗談とは言え、ホワイト革命を踏まえたゴール設定&ゴール更新は、これまでと全く違ったイメージとなりますので、相当に面白いと思います。まさに“手帳”革命かと(笑)。

ちなみに、なぜ手帳講座と呼ぶかと言えば、そもそもは10年以上発刊されている苫米地手帳を使ったセミナーだからです。苫米地手帳が10年以上ということは、手帳講座も同じくらい毎年4月に開催されているので長寿セミナーの1つですね〜。感慨深い。

 

ちなみに、ホワイト革命を経た手帳講座というか、ゴール設定というのはかなりガラッと変わったものになりますが、それは理論が更新されたり、変更されるということではありません。

むしろ先祖返りというか、原点回帰というか、理論原理主義的な流れとなります。

ホワイト化によって、より理論がくっきりしてくる感じになると思います。

 

これまでのモデルは(「まといのば」も押し進めてきましたが)、仮でも良いからゴールを設定する。ゴールの世界、理想の未来の臨場感を高める。そして、現状とのギャップを感じる。そのギャップを認知不協和として、ゴールへの移動の原動力とするというものでした。

 

このモデル自体の運用上のヒューリスティックな辛さは、そもそも仮でも何でもゴールが無いということ。そして理想の世界の臨場感が高まらないということ、そして現状とのギャップを感じるどころか、現状にも満足してしまうこと、、、、でした。

 

豊かな社会とひとくくりにするのも嫌なのですが、豊かな社会には渇望感は無いのです。

 

“普通”革命セミナーでもちらっと言及したように思うのですが、かつてであれば、「まんじゅうを腹いっぱい食べたい」というのは素晴らしいゴールであり、現状の外のゴールでした。いや、「水を飽きるまで飲みたい」でも現状の外だったかと思います。

 

乾いていたのです。物理的にも情報的にも。

 

そして、つまらない時間が膨大にありました。何もすることがないつまらない時間です。

 

この「つまらない時間」という豊穣な時間が、圧倒的な資産だったのです。

 

刺激に囲まれている現代の生活ではありえない豊かな時間です。

 

その「何もすることがないつまらない時間」において、我々は情報空間へ逃げるしか無かったのです。お仕着せの刺激を目と口に突っ込まれている世界が情報空間というのはおめでたい誤解です。何も無いのに時間だけが無駄に膨大になるという土壌にしか、クリエイティブの花は咲かないと僕は思っています。

 

メタバースについては、「“普通”革命」セミナーでも話題に出しましたが、我々は超刺激をすでに歴史的に体験しています。五感の1つはその「超刺激」にジャックされ、そしてひどい問題を引き起こしています。それと同じ歴史が繰り返されるだけです。

すなわち、加工食品の「超刺激」です。

我々は望んで食べるのではなく、感覚に振り回されて、食べさせられるのです。刺激だけが立派な食品もどきを口に詰め込まれるのです。システムを巧妙にハッキングされて、誤作動を起こしているのです。平たく言えば、もっと素晴らしい体験が存在するのです。

余談ながら、僕は、沼の開発者であるシャイニー薊さんが、野菜や果物などの生鮮食品の食品としての完璧さを称える発言をするのに、激しく同意します。「どうしてここまで完璧なものを神は創られたのか」と我々は神に感謝したほうが、実は健全なのではないかと心から思います。

その上、そこにスパイスが加わると、本物の魔法が起こります。でもその魔法は資本主義には無価値なのです。それは資本主義が無価値だからです。

 

まあ、それはさておき、超刺激です。食品の超刺激体験と似た状況が、今度は視覚と聴覚を中心に展開します。それは見事にデザインされたものとなるでしょう。

視覚聴覚を主体とした「超刺激」体験となるのが、メタバースとその後継です。

もちろんメタバース的なるものはインフラになるので、それを否定するのは単なるラッダイト運動でしかありませんし、新しいインフラはいつの時代も歓迎です。メタバースでセミナーをやることも多くなるでしょう。

インフラはインフラとして便利に使いつつ、片目は瞑(つむ)ったほうが良いかもしれません。

 

話を戻すと、いわゆる“豊かな社会”にゴールは設定しずらく、乗り越えなくてはいけない壁も存在せず、ミメーシスを刺激する超刺激があるだけです。いつまでも人生に対して傍観者としていることが許されるのです。イニシエーションはありません。

 

人生の傍観者の良い喩えとしては、ロンドンオリンピックについての小林秀雄の論評があります。

 

*小林秀雄も憧れから、あの噺家さんのような話法を習得しました。僕等もホワイト語を習得しましょう!

 

(引用開始) 先日、ロンドンのオリンピックを撮った映画を見ていてが、そのなかに、競技する選手たちの顔が大きく映し出される場面がたくさん出て来たが、私は非常に強い印象を受けた。カメラを意識して愛嬌笑いしている女流選手の顔が、砲丸を肩に乗せて構えると、突如として聖者のような顔に変わります。どの選手の顔も行動を起こすや、一種異様な美しい表情を現わす。むろん人によりいろいろな表情だが、闘志などという低級なものでは、とうてい遂行し得ない仕事を遂行する顔である。相手に向かうのではない。そんなものはすでに消えている。緊迫した自己の世界にどこまでもはいって行こうとする顔である。この映画の初めに、私たちは戦う、しかし征服はしない、という文句が出て来たが、その真意を理解したのは選手だけでしょう。選手は、自分の砲丸と戦う、自分の肉体と戦う、自分の邪念と戦う、そしてついに征服する、自己を。かようなことを選手に教えたものは言葉ではない。およそ組織化を許されぬ砲丸を投げるという手仕事である、芸であります。見物人の顔も大きく映し出されるが、これは選手の顔と異様な対照を現わす。そこに雑然と映し出されるものは、不安や落胆や期待や興奮の表情です。投げるべき砲丸を持たぬばかりに、人間はこのくらい醜い顔を作らねばならぬか。彼らは征服すべき自己を持たぬ動物である。座席に縛りつけられた彼らは言うだろう、私たちは戦う、しかし征服はしない、と。私は彼らに言おう、砲丸が見つからぬ限り、やがて君たちは他人を征服しに出かけるだろう、と。また、戦争が起こるようなことがあるなら、見物人の側から起こるでしょう。選手にそんな暇はない。
(引用終了)
(pp.122-123 小林秀雄『私の人生観』)

 

c.f.「走れ、走れ! 僕の行けなかった道を」の傲慢 2012年08月21日

 

この10年前の記事ではこれに続けて、村上龍の「ヒュウガウィルス」の一節を紹介しています。こちらの幾度となく紹介してきた一節です。

 

(引用開始)
ずっと一緒に戦ってきた仲間の一人がからだ中から出血して死にかけている時、それを悲しいと思わない兵士はいない。彼らは深く悲しんでいる、だが、悲しいとは言わないし、悲しい表情も作らない。悲しい悲しいと叫び大声で泣くことによってミツイが助かるならば彼らはそうするだろう。UG兵士はシンプルな原則で生きている。最優先事項を決め、すぐにできることから始め、厳密に作業を行ない、終えると次の優先事項にとりかかる。悲しいときにただ悲しい顔をしていても事態の改善はないことを彼らは子供の頃から骨身に染みて学んできたのだ。アメリカのテレビでおなじみの光景、災害や事故や犯罪の現場でレポーターが被災者や被害者の家族に聞く、悲しいですか?悲しいでしょう?最優先事項がなく退屈な人々はそれを見て今自分が悲しくないことを確認して安心する。(引用終了)

 

 

 

ここで、「アメリカのテレビでおなじみの光景」とあるのは、話者がアメリカのジャーナリストだからです。

 

自分の人生の傍観者である「最優先事項がなく退屈な人々」にパンとサーカスを提供したいという意図をホワイト化には強く感じます。ソーシャルディスタンスして、引きこもらせて、テレワークという名のもとに仕事に(以下検閲)。

 

僕等は、傍観者ではなく、人生の参加者でありたいと思っています。

 

眺めるのではなく、参加しましょう。

 

というわけで、そんな参加者のお一人からアプロディーテーのフィードバックを頂きました。

アプロディーテーというのは「まといのば」のアロマテラピーの名称です。

「まといのば」のアロマテラピーの感想ということですね。アプロディーテー自体は毎月1回の施術での半年コースを1つの単位としています。一回、一回も驚きの変化があると思いますが、継続していくことによる大きな変化も実感して欲しいと思っています。

 

 

(引用開始)

先日のアプロディーテー、ありがとうございました!


今回は、継続による変化を実感する回でした。自分の中では、重りのいろいろが気にならなくなっている感覚があったのですが、外から見ると変化しているとも言えず…。施術のテーマが、表層部分からどんどん奥の方へと移動していくのは嬉しかったです。

施術を受けながら、おしゃべりになっているなぁと感じていました。自分の個人的な体験や想いを話すこと、あまりなかった気がします。自分が話しても相手には面白くない…とどこかで思っていました。そういえば、素の自分はおしゃべりなのに、どちらかと言えばいつも聞き役です…。自分に対する抑制がゆるんでいっているのを感じています。

自分の言葉に気づけることも増えてきました。今回の気づきは、「ヤコビー線はこの高さですよ!」と指摘されたとき、高さの方ではなく「高さの意識、まだ低いですね」と反応してしまったこと。
その後のレッスンで、改めて鏡の中の自分を観察しました。骨盤のサイズ感、腰の高さ、イメージとのずれにたっぷり驚きました。鏡の中の自分を見ることも、スルーしていたなぁと思います。

日常に追われて、セルフトリートメントの時間を確保するのが難しいと感じていましたが、指宮を使えるようになって、セルフトリートメントは瞑想タイムだと気づきました。すんなりルーティンになりました(^^)


(引用終了)

 

継続的に施術を受けることの変化を実感していただいたのは嬉しいです。

 

ご自身の変化は自分ではなかなか気付かず、他者を介して、実感できることが少なくありません。

 

問題点がだんだんと深部に変わり、だんだんと複雑で抽象度の高いものになるのも良い傾向です。

 

また自分が自分の本来の姿を抑制してしまうことに気づけると、抑制という名の呪いは解けていきます。良いことです。

自分の本来の姿を抑制することは、宇宙にとっても大きな損失です。

 

自分の身体感覚とリアルな解剖学的なズレに気づけることも良いですね。この次の系が、自分の情報身体とリアルのズレになります。自分のポテンシャルと自分の認識での自分の可能性のズレです。

 

ゆっくりと楽しんで、向かい合って欲しいと思います!!

 

 

ちなみに、自分の毒(社会的な洗脳)がゆっくりと外れていくと、他人の毒が可視化できるようになります。解毒のプロセスは苦しすぎるものですが、それでもそれだけの果実はあるのです(と、この言い方自体が、ブラックです。ブラックな「No pain, no gain.」に侵されていますねー。痛みなくして成長なしというのは古いパラダイムですね〜)。

 

繰り返しで恐縮ですが、呪術廻戦0における乙骨くんの「誰かと関わりたい。誰かに必要とされて、生きてていって自信が欲しんだ」に我々が心を動かされるのは、我々の成分の中に乙骨成分があるからです(←意味不明)。共感できるからです。

自分自身も、誰かと関わりたい、誰かに必要とされたい、生きてていって思いたい、と感じているからです。

 

 

 

 

解毒の作業は、これまでのどんな気功の瞑眩(めんげん:好転反応)よりもきつかったという人も多いでしょう。

 

まだ自分は解毒をスタートしていない?

 

そんな人には、お薬を処方しておきますので、アマゾンでポチってください。

読むのはいつでも良いので、頓服(とんぷく)代わりにお手元に置いておいてください。

積ん読(つんどく)でも、かなり効果がありますのでー。

 

 

 

 

 

で、解毒のプロセスがある程度、進むと、ある日、唐突に「毒」が可視化できていることに気付きます。

 

鬼滅の刃の登場人物の会話の中に抜き難い「毒」を感じ、呪術廻戦のヒーローたちが揃いも揃って「毒親育ち」なのはなぜだろうと訝しく思います。進撃の巨人が解毒の物語に感じるかもしれません。

目の前で話しているいつもの同僚、いつものパートナー、いつものお客さんが以前とは変わって観えてしまい、毒が透けて観えるようになります。

 

そのときは指摘することなく、静かに眺めましょう。静かに眺めながら、丁寧に観察することです。そしてホワイト化された社会では、それのみがヒーラーの仕事です。正確に観察することで、宇宙は書き換わると信じて。

 

 

 

*未編集ですが、Zoom版から高画質版に切り替えました!ダウンロードも可能です!

【まといのば講座『"普通”革命 〜普通にやって普通に成功して普通に幸せな状態をデザインする〜』】
【日時】&【場所】&【デバイス】いつでもどこでもどんなデバイスでも(ネット接続があれば!)

【受講料】  30,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生、OnLine MenTor受講生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから!!

 

そしていよいよアーユルヴェーダの龍脈スクールも今週末開催!!

 

*オイルも理論も気功もやります!!!

 

【アーユルベーダの龍脈スクール 〜オイルを身体に染み込ませながら、数千年受け継がれてきた古代の叡智に触れる〜】

【日時】 2月26日(土)13:00〜18:00

     2月27日(日)13:00〜18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)
【受講資格】 「まといのば」のセミナー受講生、メンター生・修了生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具、動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちら!!(フォームメーラー)

*ヴァーチャル(ビデオ)受講、ライブ(Zoom)受講も歓迎です!(1時間のパーソナルセッションが任意でつきます!)

c.f.【スクール募集開始】オイルを身体に染み込ませながら、数千年受け継がれてきた古代の叡智に触れる。 2022年01月16日

 

 

そして、アプロディーテー会員(受講生)も若干名募集中です!!

 

【まといのばオイルトリートメントサロン《ΑΦΡΟΔΙΤΗアプロディーテー》】
【概要】 「まといのば」本家主宰によるオイルトリートメント
(オイルトリートメントをベースとして希望によりプライベートセミナー、メンタリング、気功整体、気功指導、セラピスト養成を行います。ゴールに合わせたテーラーメイドな90分セッションです)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム(もしくは新セミナールーム)
【受講料】  年間コース(90分×12回セッション:900,000円)
       半年コース(90分×6回セッション:450,000円)
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生、OnLineMenTor修了生、もしくはそれに準ずる方
【持ち物】 特にありませんが、ゴールだけは忘れずに!
【お申し込み】お申し込みはこちらから。(もしくはLINEやメールでのお申込みも可能です)

*ΑΦΡΟΔΙΤΗでは、単発の受講は設定していませんが、パーソナルセッション(5回or単発)でのオイルトリートメントのリクエストも従来どおり可能です!

c.f.アプロディーテーに浴みをさせ、その肌に永遠にいます神々の肌に匂う不死の香油、甘く香る神油を塗った 2021年11月20日


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