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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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右脳が左脳に気づかれずにふるまうことができ、左脳はその後、全人格がとった行動について作話する

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楽しく学びつつ、かっちりと暗記するところまで落とし込みます!お楽しみに!!

 

 

「寝食を忘れて取り組む」と半ば朦朧(もうろう)とした状態で、集中して何時間も取り組むことになります。

 

この深い変性意識状態が非常に重要です。

朦朧(もうろう)としているけど、冴えている、、、そんな感覚が大事です。

 

 

布団に入って眠ろうとしているときの、覚醒と睡眠の境目にアルファ波支配になるという言い方がかつてありましたが、その真偽はともかく、そのような変性意識状態にいつもなっているということです。寝食を忘れるというのはそういうことです。

 

ですから、ある意味で自分が集中していること以外には、無頓着になり、ぼやっとしていることになります。

 

ある朝、ニュートンは卵を茹でようとして、考え事をしていたので、懐中時計を茹でていたという伝説があります。

恋人とデートしていても考えているのは、「なぜりんごが落ちて、月は落ちないのか」ということばかり、恋人の話には上の空でフラれたという話もあります(人間嫌いのニュートンに恋人がいたとは思えませんが。彼の友人はハーレーくらいでは?)。

 

そうやって日常生活が犠牲になり、人間関係が犠牲になります。

まあ、犠牲という言い方はこちら側の視点ですが。

 

c.f.「夫はどうして成功しなかったのでしょうか?」「彼は良い人だからですよ」とアインシュタインは答えた 2018年02月09日

 

 

じゃあ、当の成功したアインシュタインはどんな人だったのでしょう。とんでもない人でした。

c.f.アインシュタインのことは嫌いになっても、相対性理論のことは嫌いにならないでください〜狂気は真の友 2019年04月08日

 

 

価値というのは垂直方向に伸びていくものであって、水平方向に流れる時間と空間とは無関係です(無関係は言い過ぎですが、ベクトル方向が違うのです)。

一定の時間、がんばれば手に入る果実ではなく(あたかも時給のように)、飛び上がって、木になる果実をもぎ取る必要があるのです。垂直方向へのジャンプです。

 

そのタイミングと深さ(もしくは高さ)を見定めるために、釣り竿を垂らして何時間も待つように集中して待機する必要があるのです。

もちろん待機というのは待っているのではなく、激しく情報空間を駆けずり回りながらですが。

 

体力が削られ、気力が削られていくころに、特殊な変性意識のポケットに入り込めます。

そこをゾーンとか、流れがあるのでフロー(流れ)と言ったりします。

呼び方は何でも良くて、特殊な時空間のスポットに、スポッと入ります(ってダジャレ?)。

 

暴風雨の中でふと台風の目に入ったような感じです。

上空には青空が見えます。

 

 

それまでは一寸先は闇ならぬ一寸先も暴風雨だったのが、凪のように風が止まり、青空がどこまでも高く広がっています。

 

その瞬間に高く抽象度が上がります。

 

全てが止まって見えたり、未来から時間が巻き戻るように感じたり、先が正確に見通せたりします。

すべて高い抽象度から観た風景です。

 

この瞬間がやってくるのを待つために、寝食を忘れるのです。没頭し、夢中になり、全精力を注ぎます。何時間も、何日も。

 

 

とは言え、体力には限界があり、人は寝ないで、食べないでずっと生きることはできません。

 

ですので、気を失うように寝て、動物のように食べます。起きた瞬間からまた作業を続け(起きた瞬間からゲームを再開するネトゲ廃神のイメージですね)、とりあえず身体に放り込む感じで食事をします。食事の時間がもったいないのです。

 

そうすると寝ても覚めても、没頭している状態になります。

 

まあ、傍目(はため)には狂っている状態ですね。Crazyです。

狂気というか、夢中ですね。

没頭しすぎという感じです。

よく言えばハマっているというやつです。

 

そうすると次第に寝ているときも、夢の中でもやるようになります。

 

 

 

ここまでは前回の話のトレースですが、ポイントは抽象度の断層です。

階層にはそれぞれ断層があります。

 

c.f.人生には、二つの道しかない。一つは、奇跡などまったく存在しないかのように生きること。もう一つは、 2020年03月11日

 

抽象度が建物の階数だとします。1階と10階には高さの差があります。

そして理解の差もあります。

そこには断層があるのです。

理論的には連続的ですが、現実的には断層があります。

 

1階と10階はその意味では全く理解し合えないのです。そもそもそこで交わされている言語もバックグラウンドも全く違うというようなイメージです。

 

「話せば分かる」というのは、同じ解にいる住人のみです。

 

*五一五事件で凶弾に倒れた犬養毅。「話せば分かる」と青年将校たちに諭した。

 

 

これは別に人と人の間に楔(くさび)を打とうという話ではありません(もう打たれているので)。

 

 

クワインの翻訳の不可能性を敷衍(ふえん)すれば、言語同士の交通が本質的にありえないばかりか、人と人の交通もありえないことがわかります。しかし、神の恩寵はあるのです(いや、そもそも神さまがバベルの塔にキレて、言葉を通じなくしたのですが、、、神様はいつもマッチポンプです)。

 

c.f.アンジャッシュさんのコントから学ぶクリプキのウィトゲンシュタインのパラドックス?! 2013年12月13日

 

c.f.伝授と封入と結界は同じもの?! 2011年08月08日

 

そうではなく、本稿のポイントは、自分同士でも分かりあえないということです。

自分同士というのは奇妙な言い方ですが、「自分」とは想像以上に奇妙な現象です。

 

少なくとも「私」の中に、いくつかの人格は認めるべきです。そしてその人格同士が分かり合えるとしたらそれは奇跡です。

 

分かり合えるどころか、お互いに対する記憶すらなければ、それは解離性人格障害(かつての多重人格)となります。解離性人格障害とは記憶障害なのです。

そもそも我々はバラバラのものをあたかも統合された人格かのように振る舞うのが得意なだけです。記憶の操作によって、そして作話によって統合されているかのように振る舞っているのです。

 

子供の頃に、何か悪さをしてしまい「どうしてこんなことをしたの?」と聞かれるほど、答えに窮することはありません。

「いや、そもそもすべての行動はほとんど無意識で、自覚的に決断していることはないし、それに今とあのときでは変性意識が異なるので、なぜしたかという質問そのものが無意味だよ、お母さん」などと幼稚園児が答えられるはずもなく、妙な違和感と思ってもいない謝罪の念が浮かぶだけです。

 

 

自分と自分の関係などというと、インドに行って「自分」を探しに行きたくなりますが、そういう話ではありませんw

 

 

たとえば、よく知られた古典的な神経科学の定説に右脳と左脳と作話があります。

 

シンプルに言えば、

 

 右脳が左脳に気づかれずにふるまうことができ、左脳はその後、全人格がとった行動について作話(さくわ)する(スティーブン・ピンカーによるガザニガのアメリカ心理学会2008年優秀科学賞顕彰表彰の辞)

c.f.身体を変えるのは、重要なのは脳であって、筋トレではないということについて 2016年06月09日

 

分離脳の話ですね。

 

右脳は左脳に気付かれずに振る舞い、左脳はあたかも自分が決めたかのよに事後的に意思決定をして、それを事前に行ったかのように記憶を修正します。

 

少なくとも右脳と左脳は別々に動くのです(それを統合するのが、松果体ですって、嘘です)。

 

*デカルト

 

 

別に右脳と左脳だけではありません。

 

「まといのば」のざっくりとした定義で言えば、頭と胸と腹は別々の生き物のように振る舞います。

 

お腹はいっぱいなのに、魅惑的なスイーツを見て「目が食べたい」ってことありますよね。

 

お腹がいっぱいでも、頭がスイーツを(目で)見てしまうと実際に食べたくなります。別腹です。

 

ちなみに別腹って、本当に胃が勝手に動いて、胃の内容物を十二指腸に追い出してスペースを作るそうです。まさに別に腹を用意したかのように。

お客さんが入ってきたので、食べている途中のお客さんを追い出して、新しいお客さんへのスペースをつくるレストランみたいな感じですね、、、、って比喩がむしろわかりにくい。

 

 

尾籠(びろう)な話ですが、下半身は別人格と言ったりします。

 

逆に真面目な話で言えば、脚が弱ると心は弱ります。脚がだめになると、動けなくなります。それは物理空間も情報空間も。

脚から老いるなどと言いますが、脚は定期的に高負荷でいじめ抜いて、鍛えておきたいものです。

 

脚は腹に属します。

 

腹が駄目になると、どれほど胸がワクワクしていても、動けないのです。

 

 

ですので、アディトレでも、頭のニーズと、胸のニーズと、腹のニーズを混同しないようにと教えています。

文字通り腑分けすることが大事です。

 

そして、頭・腹・胸もまたざっくりとした分類で、頭が右脳と左脳に分かれるように、嗅覚と聴覚と味覚では対立することもあります。もっともっと細かく分類されていくのです。

 

そしてこれまたざっくりと言えば、細かく別れていった状態を「リヴァイアサン」と呼んでいます。バラバラのニーズを持つ人格が集まって、同じ目的に向かって一致団結しているのです。それが身体です。

ホッブズは主著であるリヴァイアサンの冒頭でひたすらに解剖学(生理学)について書いています。もちろん国家がひとつの肉体であるという比喩ゆえですが。

たとえば、血液が流通、脳が司法や行政という感じで。

 

 

まあ、それはともかく身体のニーズは細胞レベルまで細分化されるということです。そもそも多細胞生物ですし、細胞は1つでも適切な環境を用意されれば生き続けます(HeLa細胞のように)。

 

 

なかなか本題に入れませんが、、、結論に一気に飛びます。

 

ポイントは時空という水平方向ではなく、垂直方向にも「私」や「自分」は分割されているということです。

そして、その階層毎の自分同士は没交渉なのです。

 

これを変性意識で説明することもできます。

 

ある変性意識状態で得られた記憶は、他の変性意識では再現不可能なのです。

 

 

たとえば、母校に戻ったときに建物を見て記憶が再現したとします。

それは建物がトリガーになったということですが、より厳密には、その建物が特定の意識状態を引き起こして、その意識状態(変性意識)が記憶を召喚したのです。

逆に変性意識が異なれば、何も思い出せません。

 

 

怪我の痛みや喘息の恐怖やDV男のクソさ加減というのも、その状況に陥ってみると思い出せます。その変性意識がその記憶を召喚するのです。

でも、その特定の変性意識状態にならなければ、思い出せません(だから、だめんず・うぉ~か~は繰り返し過ちを犯すのです。思い出せないのです。再び被害を被るまでは)。

 

 

たとえば、何かを覚えるときも、この変性意識のトレーニングです。ある特定の変性意識に入れば暗記は容易ですが、その特定の変性意識でなければ思い出せません。

 

(引用開始)

ユダヤ人は学問することを「ミシュナー」と呼ぶ。「ミシュナー」とは反復・復習を意味する。目で読み、口で唱え、耳で自ら聞き、その作業を何度も何度も繰り返し、ついにはテキストを全部暗唱できるようになるまで覚えてしまうことなのである。(pp64-65)(引用終了)

 

c.f.人間と記号表現の関係において、少しでも変更をほどこせば、、歴史の全行程が変わってしまう(ラカン)

 

 

その意識状態をざっくりと言うと「集中」です。

 

これは演劇をしている俳優や、振り付けを覚えるダンサーならば、日常的なことでありよく分かる話だと思います。

 

まず意識状態を探して、次に記憶を引っ張り出します。

記憶は数珠つなぎで、引きずり出すものです。

 

夢見の段階で見た大きなヒントを、目覚めたあとに思い出せないのは、この変性意識のレイヤーゆえです。意識状態が違いすぎるのです。

 

目覚めてすぐにはくっきり覚えているように感じる夢でも、時間が経過すると忘れていきます。

記憶がこんなに早く揮発することもなく、離れているのは意識状態です。夢を観るという超深い変性意識状態から離れるからこそ、記憶を記録に取ることが大切です(とは言え、記録から記憶を引き出すのは難しいです。でも記録がなければ、永遠に引き出せません。記録はトリガーです)。

 

というわけで結論です。

収拾がつかない状態に支離滅裂ですが、深い変性意識なんてそんなものです(開き直りかっ)。

 

非常に有効な「深い変性意識状態」というのは、レアです。

それは台風と台風の目くらいにレアです。

そして多くの偉人たちや(超能力者たちは)その場所へ繰り返し移動しようとして、日々没頭し、日々夢見を行っています(多分w)。

 

夢見のレベルで、変性意識の深さを再現できるとかなり強いです!

そのときはかなりぼーっとしている状態で、物理的現実世界を渡る必要があるので、細心の注意が必要です。ポイントは「いい人」です。

 

 

*いよいよ今週末です。

泣いても笑っても今回だけのチャンス(って煽っているみたいですがw)。

 

 

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