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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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頚椎と頭蓋骨関連の調整をC0(シーゼロ)と総称しているのは、頭が頚椎の1番(C1)の上にあるから

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いつもながら本題に入る前にテクニカルな話から(と思ったのですが、全編、テクニカルな話で終わってしまいました)。

 

 

C0(シーゼロ)と呼んでいる頭蓋骨関連の技術があります。

C0というのは「まといのば」の勝手な造語です。

 

このC0というのは、Cの0番ということです。

Cというのは頚椎のことですね。

 

復習ですが、頚椎は7つあります。7つのチャクラと同じ数です。

北斗七星と同じ数です。

(ちなみに胸椎は1ダースです。ですので、胸椎から飛び出す肋骨も1ダース、というか、12対なので、24本ですね。腰椎は5つですが、これは頚椎と対応していて、仙骨と尾骨を合わせると7つになると覚えます。

もしくは、頚椎と腰椎を足すと7+5=12で、1ダースとおぼえてもOKです)。

 

 

頚椎は上から、C1,C2、C3とありますが、頚椎の上に頭蓋骨が乗っています。ですので、C0です。

0番の頚椎という冗談です。

 

 

まあ、それはともかく、頭蓋骨の調整のポイントはまさにC1,C2を意識に上げることです。

耳や鼻の高さに首の付け根があるってなかなか思えません。

 

首は顎の下から始まっている印象です。

 

でも、首は耳あたりからスタートしています。

 

同じようなことで言えば、口の裂け目も耳のあたりです。

顎関節のことです。

 

頭蓋骨の中の唯一の可動関節である、顎関節は触れるようにしましょう。

 

耳たぶから前面へ指をスライドさせた上で、口を開け閉めしてもらえば、確実に顎関節は分かります。自分の顎関節で練習しておきましょう。

 

そこが口の付け根です。我々は皮膚があるだけで、全員口裂け女なのです(当たり前か)。

 

どんどん余談にズレていって申し訳無いのですが、この「付け根」問題は結構根深いものです(文字通りw、根だけに)。

 

*平たく言えば、付け根を正確に解剖直観できていると、圧倒的な身体の使い方が可能になります。

 

 

というのも、たとえば、手や腕(上肢)の付け根は胸の中心であり、背中の上部全体です(肩甲胸郭関節のことですね。肩甲胸郭関節というのは、肩甲骨と胸郭=肋骨で作る関節のことです)。

 

足や脚(下肢)の付け根も股関節と思いきや、厳密には仙腸関節です。腸骨というのは脚です。

なかなか人間ではそう思えませんが、虎などだと腸骨は脚って感じがしますね。

 

首の付け根も前述のように、耳のあたりですし、口の付け根も耳のあたりです。

 

 

いわゆる、身体をパッとみたときに直感と、解剖学に基づいた解剖直観はかなりズレます。

これを体感レベルに落とすことが大事です。

どうやって落とすかと言えば、ひたすらに触ることです。

 

たとえば、「まといのば」でお馴染みのワークで言えば、上前腸骨棘(ASIS)を触りながら、小さくその場歩きするというものがあります。

 

是非、立ち上がって、くびれに触り、そこから降りて腸骨に触れます。そのまま前に指をすべらせると、ASIS(上前腸骨棘)になります。

ちなみに自分の身体で繰り返し触っていると、一発で手が行くようになると思います。

でも、この手順を愚直に守ると、気功整体を始めたときにとても役立ちます。

手順というか、マニュアルというか、ルーティンは身を助けてくれます(本当に)。

 

ASISだけではないですが、クライアントさんの身体に触る時は、よほど確実だと思っても、手順通りにやることをオススメします。数秒しか変わりませんし、安全な触り方です(突然、ASISに触れるよりも、たとえば腰裏から、くびれ、くびれから腸骨稜、腸骨稜からASISのほうがびっくりしません)。

 

で、そのASISに触れながら、軽くその場歩きをすると、骨盤が動いているのが分かると思います。小さく歩けば歩くほど、大きく動きます。

逆に大きく歩くと、骨盤を固めて、股関節で動いてしまいます。

これは人の身体の使い方の癖ですが、大きく動きつつも、骨盤が自由だと良い身体の使い方となります。

 

閑話休題

 

 

下肢はこのワークが有効ですし、上肢であれば、中指で胸骨を触り、同じ手の親指で鎖骨に触れます。

 

そして手を動かしてみてください。

 

そうすると、胸骨は止まっているのに、鎖骨はガンガン動いているのが分かります。

 

鎖骨と胸骨の間を短くしていくと、胸鎖関節に至ります。胸鎖関節というのは、胸骨と鎖骨の間の関節のことです(文字通り)。

 

頚椎に関しては、このような形での分かれ目というのはありません。頚椎と頭蓋骨は連続的なので、形状で判断します(ずいぶんサイズが違うのですぐに分かります)。

 

うなじから上がって、後頭骨のヘリを触ります。

 

あ、頚椎と胸椎の境目はありますね。

体幹と首の境目です。これも面白いワークです。

 

これはシンプルで、首をうなだれるように屈曲させると、棘突起が出てきます。

 

大きな2つの棘突起が首の付け根あたりに見えたら、1つ目に触って、首を左右に振りましょう。そうすると、C7(頚椎7番)は動きますが、T1(胸椎の1番)は動きません。

当たり前のことですが、これも何度も触って確認してください。

お客さんにも是非、試してみてください。

 

なぜこの作業が大事かと言えば、首を多くの人が短く認識しているからです。

C4,C5,C6あたりが首だと思っているので、そこしか動かしません。

厄介なことに、意識が認識したとおりに、身体は動かされてしまうのです(もちろん身体は最初は抵抗しますが)。

 

本来、頚椎というのは上から順番に動いて、なめらかに下へとその動きを伝えていきます。

 

で、その起点がちなみに頭蓋骨です。

 

 

よくバレエでエポールマンを教えるときに、まず意識、そして目が行き、鼻が行くと言ったりします。

 

何が言いたいかと言えば、まず頭蓋骨が動いて、そしてC1,C2,C3となめらかに動くのです。

 

ですので、頭蓋骨がC0です。

頭蓋骨を支える一番大きな筋肉は、エポールマンのときに強調する胸鎖乳突筋です。

この胸鎖乳突筋が拘縮していたり、もしくは使い方を誤っていると、首がいつも前に来てしまいます。

 

首がゴロンと前に落ちては大変なので、後ろに引っ張って支えますが、多くの人は、首がいまにも落ちそうな位置で固定されています(ですので、僧帽筋がパンパンに遠心性収縮し続け、拘縮してしまいます)。

 

もちろんスマホの画面を見ているからということもあるでしょうが、日本人の姿勢はスマホ以前からそうだったとも僕は思います。

 

ですので、頚椎を調整する前に、重い重い頚椎の0番であるところの頭蓋骨を調整します。

と、言っても、頭蓋骨調整ではなく、まず、C1,C2の意識を目覚めさせます(←これ、かなり大事です)。

 

それだけで解消する場合がありますが、それだけでは足りない場合は、C0,C1,C2と順に動かすということを身体に覚え込ませます。

 

 

ちなみに、股関節の屈曲するときに、ちょっと腰を引くとうまくいきます。

合気道の「折れない腕」のワークのときに、肘を下に押し下げてあげると、曲がりやすくなります。

関節ってそういうものです。

 

ですので、頚椎に関しても、それぞれの関節をちょっと押し込んで上げると(押し下げるようなイメージで)、うまくいきます。

 

そもそもそこに関節があると思っていないから厄介なので、関節があって、そこを曲げると気持ち良いよということを脳に伝えて上げましょう。

 

気持ち良いことを再認識すると、脳は勝手にそれを繰り返します。Addictionです。健康と合理的な身体の使い方に脳をAddictさせます。

 

 

そうしないと、星空を見上げられません(^o^)

 

 

C0に関して、最終手段は乳様突起です。というか、厳密には胸鎖乳突筋ですが、ダンサーであれば、これはゆるゆるであることが多いのです。

にもかかわらず、拘縮している人がいます。

これは矛盾しているようですが、次元を一つ足すと解決します。

すなわち、時間方向です。

 

首を横に向ける瞬間に少しだけ過剰に力を入れてしまいます(すぐに抜きます)

(ちなみに、ずっと力が入り続けるなんてことは、アスリートやバレエダンサーでは想定されていません。←ここ重要です。拘縮していることがある身体前提で施術を組み立ててしまうと、レベルの高い身体に施術で、出会ったときに頭は真っ白、顔は真っ青になりますw)

 

ですので、その瞬間に対して、書き換えを放り込みます(ここらへんはBoot Campでもまだ教えていない内容です。ですので、テクニカルな話なのです。ただ、後々必要になるので、ふわっと聞いておいてください)。

 

これは慣れれば、簡単にできます。

フィードバックは身体の状態と動いてもらうことで、取れます。

 

 

というわけで、ちょっと長くなったので、テクニカルな話に終始してしまいましたが、終了です!

 

 

*楽しみながら、解剖直観を身に着けましょう!!

 

 

 

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