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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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まず土下座からはじめましょう♪ 〜ヨガの王者を目指して♪〜

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まず土下座からはじましょう♪

身体を変えていくことを考えると、土下座という体操法はきわめて有効です。土下座というNamingが良くないので、何か別の言葉があるといいのですが...五体投地というのは近いのですが、正座はしていません(たわむれに「倍返し」とかでもいいのですが、どんどん言葉の賞味期限切れですし、鮮度は劣化しますしね~)。

礼と言ってもいいのですが、正座での礼はこんなイメージです。




しかし、実際にやっていただくのはこの形です。




もし身体を鍛えあげたいと思っていて何から始めたらいいのかなと思っている方は土下座からはじめるのが良いかもしれません!という話を先日のセミナー後に少ししました。

土下座、もしくは平伏(へいふく)というポーズです。

正座の状態から、頭を床につけ、胸と太ももが密着するのが理想です。そしてその状態で休むイメージです。頭も床につけてしまい。手もだらんと前に伸ばし、楽に休みます。礼をしているというよりは、気持よくリラックスできるストレッチをするイメージです。

ちなみにストレッチというと、一般のイメージは勢いをつけて力んでやるというイメージだったことを久々に思い出しました。本来のストレッチの感触は、あくびや伸びと同じです。



伸びしたときやあくびを大きくしたときの筋肉の使い方や状態などを正確に記憶して、それがストレッチであると考えると正確なストレッチに近くなります。反動をつけたり、勢いをつけたり、無理矢理動かしたり、関節の可動域を繰り返し動かすことでこじ開けるようなものはすべて間違いです。
あくびするときに、顎関節を無理矢理開けたりはしません。しかし力を入れているのも事実です。まったく力を入れずに伸びもあくびもできません。無理なくしかししっかりと力を入れて伸びをし、あくびをしています。これがストレッチのイメージです。逆にこのストレッチのイメージが出来ない場合は、ストレッチは一切禁止したほうがいいのです(なぜならそれはストレッチではなく、身体に侵襲しかもたらさないことが多いからです)。

正座からスタートして、少しずつ身体を折り曲げて礼を深くしていく感じで、背中やハムストリングスが伸びていくのを感じていきます。

最後はベタッと折りたたまれるように脱力します。これは時間をかけてきちんと訓練するといいです。数ヶ月でも毎朝毎晩やれば身体は大きく変わります。

「まといのば」では基本的にはプロのバレリーナやアスリートの身体を変えることに特化してきたため、身体を使ったことがあまり無い(ゼロということではなく、高度にということです)一般の方に教えるノウハウはありません。
正確を期すれば、身体を使ったことが無い人というのは、徹底的に身体を固めることに特化した人ということです。「よくぞそこまで固めた」と思うような方が非常に多くいらっしゃいます(というかそういう人ばかりです)。ですので、いくら気功を用いても、前段階の身体の耕(たがや)しの部分が無いと、種を撒いても芽が出ません。

ご自身の身体が硬いかどうかをチェックするにはこの土下座は効果的です。土下座をすると気持ちよく、呼吸も楽で、これで何時間でも休めそうと思う人は「身体の最低限の耕(たがや)し」はクリアできています。そんな人も1日少しずつでいいので時間を取って、土下座体操をしてみてください。

辛いという人は正座からで構いません。正座というのは非常にセンターを鍛えるには良いポジションです。同時にクンダリーニに効果的です。正座から少しずつ腕をガイドにして、身体を倒していくといいです。そのときに無理をせず、呼吸に意識を集中して、きしんでいる体の部位を意識にあげ(あげることで、ゆるみます)、徐々に全身を溶かしていきます。

この土下座体操の際はつま先は立てなくてOKです。



作法として挙措動作をするときは立てますが、いまは体操ですので寝かせておいてください。しびれるほどやる必要はありません。

身体が変わるというのは非常に楽しい体験ですので、ご家族でどんどん試してみてください。

そのうち「ぜひ、土下座させてくれ!」って思うようになります。身体が硬い人には屈辱的なのかもしれませんが、身体が十分にたがやされている人にとっては「韓信の股くぐり」のようなもので(韓信が屈辱を覚えていないかどうかはともかくとして)、大したことではなくなります。

身体を変える第一歩として、ぜひ土下座体操を活用してください。

ちなみに今後開催する「1Dayでヨガの達人になるスクール(仮)」(もしくは連続講座?)ではこの土下座体操がきちんとできることは最低限の受講要件です。べったりと胸と足がついて、気持ち良く全身が脱力するようにしておいてください。



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