抽象度というのは、高層階のマンションに似ています。
一階があり、二階があり、三階があり、十階があり、四十階があります。
高いところはそれだけの位置エネルギーを持っています。
高いところからモノを落とすと、大きなエネルギーが放出します(たとえば落下という運動エネルギーとなり、最後に物体を変形させるエネルギーとなり、熱となって宇宙に返ります)。
抽象度の高さもそれ自体が位置エネルギーと同様のエネルギーを持ちます。それは現実世界に落下したときに、大きなエネルギーを放出します。
たしかにそのとおりなのですが、「落とし方」にコツがあります。
ご承知のとおり、マンションに階があるのと同じく、抽象度にも階層性があります。
たとえば、犬と猫がいる階の上の階は哺乳類です。哺乳類の上の階には動物がいます。
動物
ーーー
哺乳類
ーーー
犬や猫
抽象度の階層性です。
包摂関係のある情報量の大小が「抽象度」という概念であることはお馴染みの議論かと思います。
(知らない人は過去記事検索するか、書籍にあたってください)
そして、たとえば1階にあるりんごを床に落としても、転がるだけですが、10階から外にりんごを放り投げたら、地面でりんごジュースになりかねません。
というか、下に人が歩いていたら、空から降ってくる凶器です。
同じように存在するように見えるりんごでも、そのポテンシャルエネルギー(位置エネルギー)が高さによって異なります。
我々が高いビルの屋上から下を見下ろしたときに恐ろしいと感じるのは、自分のポテンシャルエネルギーを恐れているのです(アリータでもかなり怖いシーンがありました。高所が恐怖じゃない人っているんだろうなーと思います)。
そのエネルギーは我々を簡単に殺すからです。我々の肉体を破壊するに十分なエネルギーだからです。
平たく言えば、高いところから落ちたら死ぬのです。
以前も紹介しましたが、命綱をつけずにドバイの捻れタワーから落ちそうになる映像は、非常に恐ろしく、非常に美しいものでしたね。
c.f. 魔法の呪文はショートケーキのイチゴのようなもの、イチゴ単品ではショートケーキにならないので 2017-09-22
もしくはツインタワーの間を綱渡りした伝説の大道芸人フィリップ・プティを思い出します。
その映画化が「ザ・ウォーク」。
ちなみにこれは映画ですが、ドキュメンタリーもありますし、ご本人のTEDレクチャーもあります(とても良いです)。
そしてご本人のTEDレクチャー!
*TEDの直リンクはこちら!(日本語版)
ここらへんの話はまたいろいろとしたいのですが、、、、
さわりだけ触れます!
たとえば、TEDレクチャーの最後でこんな風に言います。
腕に羽をつけて飛んで欲しい、と。
そしてこう続けます。
「この世界を違う角度から眺めましょう。
そして、もし山が見えたとしても、思い出してください。
山は動かせるのだという事を」
*山をも動かす信仰とは聖書の一節ですね。
*蛇足ながら、パウロはそのような信仰があっても、愛がなければ無に等しいと言います。
また、山を移すほどの強い信仰があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい。(コリント人への手紙13章)
彼もまた愛に生きた人であることがわかります。
また「危険な綱渡りの最中にもし死んだらどうするんだ」という質問に対して、彼は「何かを成し遂げたいという情熱のさなかに、命を落とせるなんて最高じゃないか」という意味のことを言います。
なんて美しい死なのか、と。
*蛾は光に向い、炎の中へと飛び込む、きみも炎を目指して、光に向いたまえ。 2013-10-12
*わたしにも恋い焦がれるものはある 彼がその身を焼き尽くしたいと願ったのと同じくらいに 2013-10-12
それはさておき、本題に戻ります。
ポテンシャルエネルギーというのは不思議なエネルギーです。
位置がそのままエネルギーになるのです。
何かが燃えたり、変化したり、爆発したりするのではなく、位置そのものがエネルギーを主張します。
高いところから物を落とすと言うと、しばしば自分のサイズで考えてしまいます。
できれば、限界まで高くしましょう。
たとえば、ロケットもまた高いところから落ちてきます。ミサイルに人をつけただけというのが、初期のロケットです。犬を乗せていたころとそんなに考え方は変わりません。
*映画「ファーストマン」はコンテキストが共有される時代になったことを示しているのかも(という話をセミナーでしました)。
で、話を戻すと、たしかに抽象度はマンションと似ていて、階層性があります。
高いところへ移動できれば、それだけのエネルギーを潜在的に(ポテンシャルとして)持つことができます。
そのポテンシャルエネルギーを使って、我々の電気文明(という言い方が古いですね)が成立していました。水力発電は高いところから低いところへ水を流すことでタービンをまわして発電します。
しかし、13階で遊んでいる子どもは窓の外におもちゃを放り投げない限りはそのエネルギーを実際に観ることはできません。
なぜなら窓ガラスは閉まっているからです。外に放り投げられないのです。
なぜ、窓ガラスは厳重に閉まっているのでしょう。
それは単純な理由によります。
危険だからです。
(安全装置をわざわざ外すということは、大きな被害が出る可能性があるのです。パンドラの箱を開けることになります)
*パンドラ
同様に、我々の能力というのは、解放することができないように厳重に閉ざされています。
窓ガラスは閉まっているのです。
ガラス越しに下を見ることはできますが、何か物を落とすことはできません。
もし抽象度が高い位置へ移動できたとしても、何も影響を及ぼせないのは、安全装置が働くからです。窓ガラスは閉まっていますし、たとえ13階にいても、床に落とすだけでは大したエネルギーになりません。それは別に12階でも1階でも同じことです。
というわけで結論を急ぎます!!
我々のやりたいことは2つあります。
第一に、高い抽象度へ移動したいということ、
第二に、その高さを利用して、現実世界に影響を及ぼしたい、ということです。
その高さがそのままダイレクトにエネルギーになるようにしたいのです。
それも破壊的にならずに、コントロールされた形で(←ここ重要)。
そのためには戦略が必要であり、IQが必要であり、コツが必要です。
そのコツをかつての人気技術であった「チェス盤」という気功技術のワークを通じて、理論と実践をやりたいと思います。
たしかに抽象度の高さはそれ自体が大きなエネルギーを持ちます。
しかし、それはポテンシャル(潜在性、可能性)でしかないのです。
マンションの高層階にいるときに持っている位置エネルギーと同じです。
そして、多くの人は比較的に高いところにすでにいます。
しかし、そのエネルギーを解放することはできないように設定されています。
安全装置が働いているのです。
この安全装置は神話によれば、バラモンが設置したとも、神様が設置したとも言われますし、進化の過程でつくられたのかもしれません。
この安全装置を外すと、猛烈な能力を得られるので、かつてはそれを「潜在能力の解放」とか「無意識は天才!」などと言っていました(今となってはちょっとピント外れですがw)。
しかし、その安全装置を外す鍵はとてもとても慎重に隠されています。
神様は人間からその鍵を隠そうとして、海の底や高い山の上を検討したそうです。でもどんな奥地でも人間はきっと見つけてしまうだろうから、人間には絶対見つけられない場所に隠すことに決めたそうです(そう。それが心の奥底です。頭の中というよりは、もっと深い深いところです)。
今回はその鍵の一つにアクセスします。
そのことで、情報空間のポテンシャルエネルギーということが、前よりもくっきりと分かるようになるでしょう。実際にヒーリングにせよ、能力開発にせよ、できることも増えてきます。
というわけで、今回の講座の受講資格は「まといのば」セミナー受講生に限定します。
全くの初心者ではちょっと難しいところがありますので!
【はじめての気功『情報空間のポテンシャルエネルギーの使い方 〜「チェス盤」の全て〜』】
【日時】 3月14日(木) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)(延長予定有り!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 これまで「まといのば」のセミナーを受講した方、もしくはそれに準ずる方(メンター生などもOKです)。
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。