Quantcast
Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3544

Y字バランスをすることではじめて身体の深い部分が手触りをもって見えてくるかも\(^o^)/

$
0
0
Y字と言えば、従来は仰向けに寝た状態でやることが多かったのですが、最近は立位でやることも増えてきました(その象徴として「はじめての気功」でもY字をやりました!)。

良いことです。

仰向けでできても、立ってやるにはまた困難が待ち受けています。



腸骨は下肢帯であり、いわば脚です(脚という言葉自体は股関節から先を指しますが。それはそれとして)。

この腸骨は意外と高い位置にあります。特にアラベスクなどでは腸骨の意識が明確にあるか、骨盤を前傾させるという意識がない限りは上がりません。股関節の伸展などではほとんど5度程度しか上がらないからです。
そもそも我々は四足動物の末裔なので、直立した時点で後ろ脚は相当に(股関節)伸展しているからです。

側屈などではむしろ積極的に股関節を屈曲させます。
側屈だからと言って真面目に横に身体を傾けてはいけません。まず股関節を折ります。
この股関節を折るときに、腰を引いてあげるとうまくいきます。
前屈も同様ですが、ちょっと腰をへっぴり腰気味に引きます。
イメージとしては、膝カックンみたいな感じです。膝カックンの股関節バージョンです。
膝カックンというのは、立っている時に誰かから後ろから膝を折られるといういたずらです。

股関節を折る(屈曲)と思わずに、股関節カックンされたような感じで屈曲すると、あっさりと側屈も(前屈も)うまくいきます。股関節カックンされたと思うと、腰は自然に後ろに引きます。
腰が引かない限りは、身体はバランスを崩すまいとして、全身を固めてしまいます。
身体が固いのではなく、ただの防衛反応です。防衛しないで済むように身体を使えば、身体は柔らかく使えます。


側屈で重要なのは股関節を最初にきちんと折ることと、脊椎を捻ることです。
脊椎をねじりながら伸展させることで、胸を開きます。
このねじりながらの伸展が側屈のカラクリです。



そしてこの感覚はそのままY字のときも使えます。


ドゥバンのアティチュードで十分に脊椎を脱力によって屈曲させ、骨盤も後傾させます。その上で足首を持って、ドゥバンにストレッチします。ドゥバンに上がったら、そのままロンデさせればY字の完成です。
ポイントはきちんとドゥバンで膝を伸ばすことです。

Y字まで脚が来たら、そこで腰から脊椎を伸展させてロックします。
このときに骨盤(腸骨)からが脚という意識が必要で、間違っても股関節を支点にしようとしてはアウトです。股関節を支点にしようとすると、腰が落ちます(腸骨が2つ水平に並びます)。
やりたいのは腸骨を2つ垂直に並べることです。
上げたい脚の腸骨を上に持っていくのがポイントです。

ですので支点はむしろおへそのあたり(もしくはみぞおち)にある意識です(まあ支点という発想そのものが不要ですが)。

立位でのY字ができると、腸骨の意識は相当にはっきりとしてきます。
その状態でタンジュを出すと美しくなります。腸骨を意識したタンジュと意識していないタンジュでは質が大きく違うのです。

立位のY字によって身体の深い部分の筋骨格が手触りをもって感じることができ、操作できるようになりそうです!!


MBA(まといのばバレエアカデミー)も10月開校です!
がんばりましょう!






この夏からまといのばLINE@開始しました!!
気楽に登録してください!
友だち追加
*スマホでクリックしてください!
もしくはLINE、LINE@から"@matoinoba"をID(@マーク含む)で検索していただくと見つかります。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3544

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>