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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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【ピルエット】手を開くのに連動して、プリエしてしまうイメージで!

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Open & Closeがピルエットのコツですが、アームスが開いたから、プリエしてしまうというイメージが重要です。

アームスがオープンしたから、それにつられてプリエしてしまうというイメージです。
これで回ると、自然に回れます。

ちなみにプリエについて少し考えましょう。
プリエはしゃがむのとは違います。その動きはエキセントリックコンストラクションであるべきです。

しゃがんでしまうプリエをSit(座る)と言って、バレエでは嫌います。Sitとは力が抜けている状態です。この力が抜けているというニュアンスがまた説明が難しかったのですが、トレーニングの感覚で言うと説明が容易になります。
すなわち、きちんとネガティブコンストラクション(エキセントリックコンストラクション)を効かせているのが、プリエというこです。

何かを持ち上げるとき、たとえばダンベルを二頭筋で持ち上げるときはポジティブです。
筋肉を収縮させて、筋肉は短縮しています。
これは当たり前のようですが(当たり前ですがw)、大事なことです。



ダンベルを持ち上げるフェイズをポジティブコンストラクション、もしくはコンセントリックコンストラクションと言います。短縮性収縮ですね。
何かを持ち上げるときは意識が集中しやすいですし、丁寧に持ち上げやすいのです(反動を使ったりしなければ)。

しかし、ダンベルを下げるフェイズでは雑になりやすくなります。
なぜなら重力があるので、自分で下ろす必要が無いと脳が判断するからです。

プリエも同じです。腰を落としていくフェイズは、いわばネガティブ(エキセントリック)です。
ここが重要なのですが、多くの場合は立ち上がるポジティブのときに頑張ろうと思います。

これを逆にすることで、踊りが変わります。


図にまとめます!


持ち上げるー短縮性収縮ーポジティブーコンセントリック
荷物をおろすー伸張性収縮ーネガティブーエキセントリック (←こちらが重要)



ぐちゃぐちゃしていて申し訳ないのですが、言いたいことはシンプルです。

ネガティブが大事ということです。
言い換えればエキセントリックが大事ということです。


ちなみにもっとシンプルにするならば、、、、、結局、美肌クリームダイナミック版に尽きますw
水の中で動くようにいつも動きに抵抗を感じて動くということです。


プリエの下がっていく段階がとても大事で、そこにどれだけネガティブコンストラクションを使えるかが大事なのです。お尻の大殿筋が伸展していくのを感じられるかです。これは伸展性収縮です。
ダンベルを下ろしていくときと同じです。
力を入れているのにもかかわらず、筋肉は引き伸ばされていくのです。

ちなみに股関節屈曲(伸展)ということで言えば、大殿筋と大腰筋は拮抗関係にあります。
そしてプリエの場合はたしかに重力があるので、放っておいても股関節は屈曲します。
しかしあえて大腰筋を使うのはなぜでしょう。

これは意外と見過ごされていますが、骨盤前傾のためです(反り腰と骨盤前傾はたしかに似ていますが、全く違う現象です。反り腰は大腰筋を使わなすぎて廃用性筋萎縮している状態です。そして姿勢も全然異なります)。



先日、受講生のひとりにデッドリフトの指導をしました。


*隠れた大きなポイントはRayZapなどで展開しているタイプの筋トレとバレエはとても良く似ているということです。だから驚くほど少ないトレーニングで大きな結果が得られるのです。


彼はデッドリフトのときに背中が丸まってしまうという欠点を克服したいということでした。
腰背部を強く意識することと、重量を通常より少し軽めにして丁寧にやること、それからお尻を引いて上半身を前傾することなどで、上手に克服していました。

ただ、これはヒューリスティックな修正方法です(いや、修正方法にはヒューリスティックしかないと僕は思いますが)。

ポイントは彼がその姿勢を取ることで、腸腰筋群に力を入れやすくなったということです。

たとえばここで「腸腰筋群に力を入れて」とアドバイスしたとすると、大概は腹直筋に緊張が走ります。アドバイスは正しくても、ヒューリスティックには間違いなのです。

腹直筋と大腰筋は実は骨盤に関しては拮抗関係にあります(←ここ大事)。
腹直筋は骨盤を後傾させます。

ちなみに「腹筋をゆるめて」とよく言われることの本当の意味はここらへんにあります。「骨盤を後傾させるほどに腹直筋を入れないで」ということです。そうでなくても多くの人は普段の姿勢として骨盤後傾気味です。骨盤後傾するので脊椎がそれにそって屈曲してしまい、腰がまるまるのです。



話を戻します!

プリエは下がるフェイズが重要ということです。プリエとは曲げるという意味です。

Wikipediaではこう書いてありますが、、、
プリエ (plié) は、フランス語で腕や膝などを「曲げる、折る」ことを意味するplierという他動詞の過去分詞形が名詞化した言葉である。 バレエにおいては、両脚、または片脚を外旋(アン・ドゥオール)させた状況で膝を曲げていく動作、または曲げられた膝の状態を指す。

膝を曲げていく動作」ではなく、「股関節を曲げていく動作」です。これは似て非なるものです。




股関節を屈曲させる結果として、膝関節も曲がってしまうのです。
(この感覚を手っ取り早く手に入れたいときは、スクワットが一番です。壁に正対して膝が前に出ないようにスクワットをしてみることです。そうすると腰を引きながら股関節をまず屈曲させるのが分かります。膝を突き出して膝でスクワットをするのは基本的にはタブーです。膝が壊れるからです)

そのプリエにおいては、腸腰筋群で骨盤前傾を維持し、大殿筋は伸展性収縮させてエネルギーをためます。

このときにあわててプリエしないのがポイントです。

正しくプレパレーションして、腸腰筋群を引き伸ばし、身体前面の筋膜を引っ張ってから、アームスを開くから(そのとき大胸筋が伸展性収縮し、広背筋は肩を引き下げます)、それに連動してプリエしてしまうイメージです。

アームスが主で、それにつられて股関節が軽く屈曲するイメージです。

アームスは90度近く可動しますが、プリエの屈曲の可動域はわずかです。ですからプリエが先だとどうしても余るのです。その意味でもアームスが先が良いと言えます。



というわけで、

Open & Closeがピルエットのコツですが、アームスが開いたから、プリエしてしまうというイメージが重要です。


(余談ながら、プリエが変な感じがするときは「空海の身体」で身体を輪切りにしましょう。そうするとフッと軽くプリエが落ちます。変な力が入らず素直にプリエできて楽しいです。先日のオンラインレコード公開収録で少しやりましたね)






というわけで、10月からはいよいよMBA始動です!!
MBAというのはまといのばバレエアカデミーの略ですw



【MBA(まといのばバレエアカデミー)スクール1期】
【日時】 10月7日()13:00~18:00
     10月8日()13:00~18:00

【場所】 都内のバレエスタジオ(新宿か四ツ谷です)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 踊れる服(レオタード等)、バレエシューズ(もしくはソックス)、タオル、飲料、ノートとペン
【お申し込み】お申し込みはこちらから。




【MBA(まといのばバレエアカデミー)スクール・アドバンスト】
【日時】 10月21日()13:00~18:00
     10月22日()13:00~18:00

【場所】 都内のバレエスタジオ(新宿か四ツ谷です)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)、バレエ経験を問います
【持ち物】 踊れる服(レオタード等)、バレエシューズ(もしくはソックス)、タオル、飲料、ノートとペン
【お申し込み】お申し込みはこちらから。








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