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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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「運命は完全に決まっていて、完全に自由」という悟りの感覚ってどういう感覚?

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*本日、『Arrival講座〜未来の記憶の取り出し方〜』開催です!
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まだまだ少人数ですので、こってりと学べるかと思います!

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31日(月)に追加開催しますので、移動して頂ける方は歓迎です。
もちろん本講座(来週火曜日開催)に来て頂くのも歓迎です。
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リーマンゼータ関数とリーマン予想についての補講です。
過去に受講した方でまだ受け取っていないという人はスタッフまでリクエストしてください!

どの教材かと言うと、【寺子屋】先日の「算数」講座の補講であるリーマンゼータ関数の音声教材も配信中 2013-07-13、ここで言及されている「音声教材」のことです!
今月のリニューアル版を受講される方は是非、予習に利用してください!



「運命は完全に決まっていて、完全に自由」というような物言いを、よく耳にします。

バガボンド(放浪者)という漫画の中でも和尚が口にしていましたし、古武術研究者として知られる甲野 善紀(こうの よしのり)さんも似たようなことをおっしゃられていたように記憶しています。

この何というか不可思議というか、少なくとも矛盾した命題は何なのでしょう?


まあそもそもAでありかつAではないという矛盾律を真なる命題とするのは、そもそも宗教の特長です(八木誠一先生の受け売りです)。

A∧¬A

です。


ただこの一見矛盾して見える人を煙にまくような物言いは、ある種の真理というか、真理が言い過ぎであれば、ある種の正しさがあるように思います。

というか、今回の(今日の)講座で、その感覚なり真理を掴んでもらえればと思います(ここで言う真理というのはひとつの仮説とか、ものの見方というような意味で使っています。完全なアプリオリな知識というような本来の意味ではなく)。

我々には輪廻転生という概念がありますが、宇宙が繰り返すという感覚は、魂の永続性などを想定しなくても、季節が繰り返し、惑星が楕円運動を繰り返すことから連想されます。

ニーチェは物質やエネルギーの量が有限で、時間が無限であるという想定から永劫回帰を想像したようです。




ゲーデルはアインシュタインの一般相対性理論から、ゲーデル解なる奇妙な宇宙を創り出します。





そこで奏でられる宇宙の音楽はきっとバッハの「蟹のカノン」のようなものなのでしょう。





ちなみにニュートン力学はしばしばビリヤードに喩えられます。
リンゴも一つのメタファーであり、そのリンゴを這う虫がまたアインシュタインの相対性理論のメタファーです(そしてリンゴはそもそもは禁断の果実としての聖書のメタファーでもあります。




ビリヤードに話を戻します。
神様が最初の一突きをした後は(ビッグバン後は)、ビリヤードの球がどう動くかはあらかじめ数学的に決まっています。
おそらくは幾何学的なダイヤグラムのような模様として過去現在未来が一望のもとに見えることになります。

どの瞬間にどこに球があり、どの球とどの球が衝突して、どう向きを変えるかは神様はあらかじめご承知なのです。とういか神様にとっては時間は動くものではないのでしょう。

神様とその隣にちょこんと座るラプラスの魔にとっては、過去現在未来は一望のもとにあります。




翻(ひるがえ)って、我々が自由意志だと考えているものも、脳内の分子の運動にすぎないのであれば、それはビッグバン以来決まっているビリヤードの球の動きのひとつなります。

だからこそニュートン力学の帰結は決定論になります。

その視点で考えるならば、論理的帰結として、過去現在未来は決定しているのです。




映画メッセージ(Arrival)が決定論に見えるのは、確定した未来があるという前提によります。

しかし、ここに偉大な人々の言葉を挿入すると、状況は一変します。

未来は確定しているが、未来は完全に自由なのです。

確定しつつ、未確定ということです。






未来はビリヤードの球のように固くて、ビリヤードの球のように柔らかいのです。

ビリヤードの球が剛体であるならば、ニュートン力学は決定論になるでしょうが、剛体でないばかりか、霧のようなものです。確率論的にしか存在しないものの相互作用なので、無知が無知を呼び無知が増大するのです


じゃあ、なぜ我々の世界はニュートン力学に従っているように見えるかと言えば、大数の法則ゆえです。サイコロは一回一回の試行は理想的には完全ランダムですが、それがたくさん集まるとその挙動はかなり決定論的です。





ただ、大数の法則に従わないケースが多く存在するのが複雑性です。

その一例がカオス理論。

ただ、カオス理論は純粋に決定論的な宇宙での挙動です。数学宇宙においての話であり、神の目からはカオスに見えません。ただ複雑性を理解する上では便利な例題です。


ですので、そのリアルなケースがブラック・スワンでした。


*一方のプラトン主義者を七面鳥と言います。


未来はビリヤードの球のように固くて、ビリヤードの球のように柔らかいのです。

これが単なる言葉遊びなのではなく、明確な理論と手触りをもって理解し体感するのがArrival講座です!!

いや理解と体感だけではなく、使いこなせるように進化しましょう!!


お楽しみに!


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そうそう映画「ララランド」も何となく思い出しておいてください!







【参考書籍】
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キンドルが無いのでリアル本を買ってください!!

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