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Channel: 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ
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「わたしの骨盤ってこんなに大きかったですか?」って、その地図、ちょっと古くないですか?

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骨盤って思っている以上に大きいものです。

かなり大きいです。

実際に触ってみましょう!!と言いたいところですが、、、、その前に、、、



*おへそより少し下くらいまでに骨盤は来ています。


このズレというのはかなり共通して見られる現象です。



同じように小さいと思っていたけど大きかったと言われることが多いのは胸骨です。

胸の骨ですね。

喉の真下からみぞおちまで触ると、胸骨が意外と大きいことに驚かされます。


By Anatomography - en:Anatomography (setting page of this image), CC BY-SA 2.1 jp, Link
*こうやって画像で見ると、普通に見えるのですが、、、それは画像に脳が最適化されているからです。実際に胸の中心にこれがあると思うと、相当に大きく感じると思います。実際に触ってみましょう!



そして頚椎も同様です。

首の骨ですね。

多くの人は顎の下(正中線上)からが首だと直感的に思うので、実際にはほぼ耳の下あたりにある頚椎の1番の高さに驚かされます。



By Anatomography - en:Anatomography (setting page of this image), CC BY-SA 2.1 jp, Link
*こうしてみるとデカいですね!!実際に頚椎は巨大です!



頚椎だけではなく、脊椎全体も同じです。

「こんなに長いとは思わなかった」とは良く聞かれる感想です。



耳のあたりの高さである頚椎1番から、肛門近くにある尾骨までをきっちり触ると、その長さに驚かされます。

でも、驚くべきは生まれてこの方ずっと共にある脊椎について、誤解していたという事実でしょう(*^^*)




そして同じく「こんなに大きいとは思わなかった」シリーズは肋骨です。

肋骨とバストが同じだと思っている人が多いために、肋骨下部をきちんと意識にあげると意外と大きくて驚かれます。


*大胸筋も相当に大きいものです。そして肋骨はもっと大きいです。でも我々は見慣れているバストを見て、それを肋骨だと脳がショートカットするのです。


ちなみに「背中側にも肋骨があるってはじめてわかりました!」というリアクションを頂いたこともあります。この方は知らなかったわけではありません(むしろよく知っています。国家試験も通過されて、医師として活躍されているくらいだからです)。

知識としてはもちろん十分に知っていても、それが使える知識になるためには、知識が血肉化する必要があります。言葉が肉体になる必要があります。

知識がただの言葉から、血肉化する瞬間の相転移がまさにショックであり、驚きです。


そして骨盤です。

骨盤も正確に触り、それをきちんと意識化すると相当に大きなサイズであることが分かります。
いや、骨盤自体が大きくなるわけではありません。
我々のイメージと骨盤のリアルなサイズのギャップに気づくのです。



僕らが下着やズボンからイメージしているのとは全く異なる巨大な骨群が立ち現れます。

実際に触ってみましょう。

骨盤の真下にあたる座骨を触って、腸骨稜をたどって上後腸骨棘(後ろのグリグリ)までたどります。
上前腸骨棘という前側のグリグリと上後腸骨棘という後ろ側のグリグリの間の一番骨盤が高い部分を触りましょう。

そうするとその意外な大きさに驚かされます。

僕らは漠然と水着や下着のサイズに骨盤があると思っているのかもしれません。

だから、骨盤が異様に巨大に感じます。

でもよほど大きな下着ではない限り、骨盤は下着の外に出ます。



ちなみにそれに対して、驚くほど華奢(きゃしゃ)なのが、四肢です。

特に上腕や大腿骨は細いです。
そして尺骨・橈骨(しゃっこつ・とうこつ)も脛骨・腓骨(けいこつ・ひこつ)も細いです。
あまりに細いです。
握ったら折れてしまいそうに細いです(いや、言い過ぎか)。




我々は太い脚、太い腕を見慣れているので、骨太などと平気で言いますが、骨は細いのです。
ちなみに筋肉もそれほど太くはありません。
我々の問題は脂肪です。
皮下脂肪です。


ケインズは一般理論の序文でこんなことを言いました。

難しさというのは新しいアイデアには存在しない。

そうではなく心の隅々までにこびりついた古いアイデアをはがすことが難しいのだ、と。

我々の身体観もそうです。


無邪気なものの見方というのは最初は(幼いころは)それでも良いのですが、だんだん我々の足を引っ張ります。


まずは骨を丁寧に触り、こびりついた古いアイデアを自分の脳から引き剥がしましょう!

その試みはきっと喜びと驚きに満ちており、楽しいものです!!





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