急ですが、来週月曜日27日にまといのば講座「今さら聞けない解剖学シリーズ 第2弾筋肉編」を開催します!
翌日は寺子屋リニューアル版第3回「分子生物学」です!!
今週末は陰陽師養成スクールです!!
「人にはどれほどの土地がいるか」というトルストイの創作民話があります。
戦争と平和やアンナ・カレーニナで高名なトルストイです。
*アンナ・カレーニナをイメージしたとされるイワン・クラムスコイ作「見知らぬ女」(1883年)だそうです!
話はシンプルです。
明け方から日暮れまで歩いた分だけの土地をやろうと言われます。
一周したその土地を全部もらえるという約束でした。
欲をかいてたくさんの土地を手にしようと走って走って走って、そしてようやく日暮れぎりぎりにスタート地点に戻ってきたものの、哀れにもその場で絶命するという悲惨な男の話しです。
(メロスでしたら、間に合った上に、生き残るのでしょうがw)
解剖学に限らず多くの学習というのは、大概の場合において、このかわいそうな農夫のようなことになりがちです。
多く学ぼうとしても、日暮れまでにスタート地点にたどりつかないと(いやたどりついても)絶命してしまうのです。すなわちその学習というのは、元の木阿弥というか、無に等しいのです(そのかわいそうな農夫は、自分の身の丈サイズの墓を掘ってもらい、そこに埋葬されます。彼が手にしたのは、身の丈サイズの土地だったというかなり残酷なオチです)。
フレームというのはきちんと閉じないと、動き出さないものです。
フレームの中断は思考停止と同じです。でも、我々は欲をかいて、多くを学ぼうと思い、多くに手を付け、そして一周せずに途中で絶命します。
だからこそ、賢い人は小さな土地で満足します。
小さな円で満足するのです。小さなフレームの大きな力を知っているのです。
昼前に一周できるような小さな土地で満足し、そこを徹底的に耕すことで、少しずつ土地を増やし、収穫量を増やすことができます。
欲をかいて、たくさんの知識を習得しようとがんばっても、一周しなければ、無に等しいのです。
他の学習と同じく、解剖学も同じです!!
一気に2時間で200個の骨を数えてしまい、繰り返し数えることで、確実なものにします。
寄り道無しです。脇道にも迷い込まず、足踏みもせず、淡々と数えていけば、一気に200を数え終わります!!
あとは裏紙やナプキンに覚えた骨についての知識をさらさらっと書いて、周囲の誰かに骨について解説してみましょう!!
首の付根は耳元であり、それを意識すると、首が長くなり、可動域が広がること、腕の付け根が肩ではなく、実は胸であり、そして背中であることを、とくとくと解説しましょうw
腕の長さががらっとかわり、そして楽に動けるようになります。
足の付け根も股関節ではなく、腰にあり、骨盤の骨である寛骨が脚の一部であることも、そして口が耳元まで裂けていることも(*^^*)
骨を理解すると、動きが大きく変わります!!
まさに「生きた解剖学」です!
その小さな小さな系(マップ)が、ゆっくりと脳内の坂道を転げ落ちていくと巨大な雪玉(スノーボール)になります。
解剖学について知らない人と知らない人では時間が経つにつれ大きな差が生まれます。
富める者はますます富むというマタイ効果が働くのです。
ザルツブルクの小枝の結晶作用が働くのです。
コアとなるマップのフレームがしっかりと閉じていれば、勝手に加速学習されていきます!
ただしその中心となるマップが不完全であったりすると、かわいそうな農夫のようなことになります。
我々としてはシンプルながら強靭なコアとなるマップを作りましょう!!!
一気に200の骨をゼロから暗記するのはハードだったかと思いますが、為せば成るものですw
効率的に賢く行えばうまくいきます!
そして解剖学は学ぶことがダイレクトに高度な身体操作に結びつくことが分かれば、脳は努力を惜しまなくなります。
脳を味方につければ、鬼に金棒です!!
この調子で筋肉編もがんばりましょう!!!
余談ながら、このシリーズはヒーラーや整体師にとってはきわめて重要かと思います!
解剖学は重要なのは分かっているけど、勉強する時間が取れない、という人には朗報です!
解剖学はやったけど、綺麗に忘れたという人にも朗報です!
この先にシリーズの総集編として1Dayスクールを開催しようとは思っています。
たとえば、理想的には、骨格・筋肉・神経が終わったら、内臓、そして経絡・経穴もやりたいと思っています。
内臓はシンプルに、経絡・経穴も重要なものだけです!
経絡や経穴は骨格と筋肉がきちんと理解できていれば、苦行のような丸暗記をせずに済むのです。
そしてきちんと使えば、経絡は意外と役に立つのです。
*先日の身体改造計画1Dayスクールでは、久々に経絡をやりました!
*経絡を上手に活用すれば、身体を大きく変えられます!!
もちろん今回の骨格編と同様に、解剖学がすぐに実践に役立つことが分かるワークもふんだんに盛り込みながら、楽しく一気に学ぶ場にしたいと思っています!!
まあ、それはともかく来週の筋肉編です!!
筋肉編のポイントは、First things firstです。
最も大事なことを第一に!!
優先順位のトップから順番にやるということです。
筋肉において、重要なのは大きな筋肉です。
大がつくような大きな筋肉をまず押さえてしまいましょう!!
たとえば、お尻にある大臀筋、太ももの大腿四頭筋、胸にある大胸筋などです。
お腹の奥深くになる大腰筋(腸骨筋)などもお馴染みですね。
背中にある僧帽筋、広背筋も大きな筋肉です。
隠れた力持ちとして大事なのは、胸腔と腹腔を分ける横隔膜、そしてお腹をぐるりと一周する腹横筋です。
腹筋と言えば4層あります。
シックス・パックの腹直筋、身体を傾けるときに必要な腹斜筋は内と外の二種類。そして縁の下の力持ちがコルセットのようにぐるりと巻き付いている腹横筋です。
太ももは大腿四頭筋とハムストリングスとまとめてしまいましょう!
脊椎を支えているのは脊柱起立筋群、肩周りはローテーターカフです。
大臀筋を覚えたら、大中小と中殿筋、小殿筋も確認しましょう。
腕は力こぶの二頭筋、二の腕の三頭筋、肩の三角筋だけをさらっと覚えます。
膝下もふくらはぎの腓腹筋とその下のうすっぺらいヒラメ筋だけでOKです。
大きな筋肉をレゴのように身体にペタペタと貼り付けるイメージです。
とりあえず全身に大体貼り付けられたらおしまいです!
細かなところはまた覚えればいいのです。
重要なものを、大事な順に覚えましょう!
そして意識して使ってみましょう!!
身体が生まれ変わります!!
お楽しみに!!!!
【まといのば講座「今さら聞けない解剖学シリーズ 筋肉編」 First things first!!大事なものから順番に!!】
【日時】 3月27日(月) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生
【持ち物】 筆記用具と熱い情熱
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
翌日開催!!!
【リニューアル寺子屋第3弾『分子生物学 〜我々は果たして機械(マシン)なのか?〜』】
【日時】 3月28日(火) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円(銀行振込、もしくはPayPal決済)
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と熱い情熱
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
【参考書籍】
おなじみのこちらのシリーズをお薦めします!!
もちろんご自身が持っている教科書でももちろん構いません!!
肉単―ギリシャ語・ラテン語 (語源から覚える解剖学英単語集 (筋肉編))/エヌ・ティー・エス
¥価格不明
Amazon.co.jp
プロが教える 筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典/ナツメ社
¥価格不明
Amazon.co.jp
寺子屋受講生はこちらを参照してください!!
カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学 (ブルーバックス)/講談社
¥価格不明
Amazon.co.jp
冒頭のトルストイの創作民話はこちらに収められています!
トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇 (岩波文庫)/岩波書店
¥価格不明
Amazon.co.jp
↧
【解剖学・筋肉編!募集開始!】人にはどれほどの土地がいるのか?重要なことを優先順位をつけて学ぶ!
↧