押してダメなら引いてみろという言葉がありますが、引っ張るだけではなく、押してみるのも良いのかもしれません(*^^*)
ストレッチというと引っ張るイメージですし、実際に構造的に筋肉の起始と停止が広がるように関節を動かします。
筋肉を伸ばすということですね。
しかし、実際は筋肉は伸ばそうとすると、ホメオスタシスがネガティブに働いて、より縮まろうとします。柔軟性という意味でも、筋肉の弾力性という意味でも硬くなったりします。
上手なストレッチというのはなんというか身体を騙すような作業です。
その方法の1つがオンラインレコードでも紹介したホメオスタシスを逆用する方法です。
やり方としてはアイソメトリックスです。アイソメトリックスとは文字通り長さを変えないということです。
関節を動かさないで、筋肉にだけ力をいれると、上手にやればどんどん柔らかくなっていきます。
「まといのば」では、ストレッチとは筋肉の柔軟性というよりは、使い方の問題だと考えています。
最近の言い方で言えば、マッスルコントロールですね。
マッスルコントロールというのは、狙った筋肉をきちんと使うという意味もありますが、それ以上に適切な組み合わせと適切な順序という意味もあります。
将棋で「手順前後」という言い方がありますが、手順を間違えてしまうと、結果は同じでも意味が変わってしまうのです。
料理でも、食材を鍋に入れる順番が重要なのと同じです。この順序を間違えると、美味しくできません。
*いや、これは手順前後とかではなく、ぶち壊しですけどw
ストレッチも順番と使い方、意識がとても大事です!!
明日の身体改造計画1Dayスクールでもいろいろな技や戦略、気功技術を紹介するつもりですが、面白いのは筋膜リリースとストレッチを一緒にやるという方法です。
すなわちひっぱりながら押すということです。
筋膜リリースというとふわっとした感じの言い方ですが、本質的には「押す」ということです。
押すとその筋肉がゆるむというマッサージや整体でお馴染みの考え方を厳密に科学にしようとしたのが筋膜リリースです。
(そういえば、、、、ずいぶん前にオステオパシーのパロディーで、Ost(オスト)という気功技術を広めようとしていた時期がありましたw
ロゴとかも作ってやる気満々だったのですが、立ち消えしてしまいました。結構面白いとは今でも思っています)
*Ost(オスト)のテーマシンボルはもちろんオストリッチ(ostrich:駝鳥)でしたw
この筋膜リリースも主に2つの方法があり、ともかくなるべく多くの場所を一気に同時に刺激する同時多発型と、ともかく一点をゴリゴリと破壊していく一点突破型です。
いくつもの刺激を一気にやる方法と、一点豪華主義で突破していく方法です。
これはどちらも有効です。
ただ順番としては、一点突破でゆるめたあとに、同時多発で開発するほうが良いかなとは思います。ただ一点突破でゆるまない箇所が同時多発でゆるむ場合もあるので、ケース・バイ・ケースですね。
筋膜リリースもストレッチも効果が見えにくいことがあるので、ともかく効果を確認できる方法が一番です。
ですので、開脚や前屈に応用しましょう!!
たとえば、開脚前屈をしたいときに、テニスボールか(猛者であればゴルフボール)をお尻に下に敷きましょう。これは面白いほどに、ストレッチが進みます。
痛いのですが、ストレッチ効果があります。
筋肉は筋膜と筋繊維で構成されているので、筋膜は圧をかけ、筋繊維は引っ張ることで伸ばすと説明されます(これが本当に正しい議論なのかどうかは僕には判断がつきかねます。ただ理論はともかく実践的には効果があるので、我々としては果実をゲットしましょう!!)。
この手法を、ラージャ・ポールに対して、ラージャ・ボールと名付けようかと思っています(Poleとballです)。
まあそんなこんなで身体開発の旅は興味がつきません!
かなり面白いことになりそうですので、明日の身体改造計画1Dayスクールも、これからもお楽しみに!!!
【参照動画】
*昨日、オンラインレコード第7弾の公開収録で少し話題にしたのが、こちらです!!
恋に落ちるのは重力のせいとばかりは言えない(アインシュタイン)どころか、恋に落ちるのはこんなに簡単とは、、、マインドはまさに煙のようにイリュージョンだと思わせます!!
本日はマインドイリュージョン1Dayスクールです!!
追加開催も決定しています!!
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押してダメなら引いてみよ?、、ボールをお尻に敷いてストレッチするとみるみるうちに!!
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