そして9月8日(木)は待望の「はじめての手帳」講座です。
はじめての手帳講座というのは、平たく言えばゴール達成のためのマインド設定講座です。
いわゆる成功法則において、「紙に書けば願いは叶う」と言われます。
これは成功者から言わせれば、その通りであり真実と言えます。一方でルーザーから言わせれば、書いたけど叶わなかった、かもしれません。
これは生存バイアスが関わっているのでしょうか?
すなわち成功した(生存した)もののバイアスがかかっている、意味のない言説なのでしょうか?
それとも有効な方法なのでしょうか?
この議論を深めるのも面白いのですが、ここではあえて、天下り的に有効な方法だと仮定します。
で、なぜこれが有効な人と、有効ではない人がいるのかという問に切り替えます。
この方法が本当に有効なのかをいくら考えても、時間がもったいないのです。
それよりも夢を書く人のメンタリティーなり、価値観、考え方、ブリーフシステムが問題なのです。
そして、ブリーフシステムを書き換えて、書けば叶うようにすればいいのです。むしろ書かなくても済むように変わればいいのです(^o^)
その肝を伝える講座が「はじめての手帳(ゴール設定)」です。
我々の社会は『鏡の国のアリス』の赤の女王が言うような苛烈な世界です。
どのような世界かと言えば、エスカレーターを逆走するような世界ということです。
走っても走っても、その場にしかいれず、限界まで速度をあげて、少し上にいけます。
もし立ち止まると、一気に奈落の底に落ちていきます。
かつては「モーレツ」とか「A型人間(血液型ではないですよw)」などとも言いましたが、マネージメントや経営学や経済学ということではなく、これはそもそもの根本である生物学の知見です。
すなわち、私たちは生を受けた以上は、赤の女王の世界でひた走るしかないことを運命付けられているということです。
「ねえ、おまえもわかっただろうけど、この国じゃあね、おなじ場所にとまっているのにも、ちからいっぱい走らなきゃだめなのよ。もしほかの場所へゆきたかったら、少なくとも今の二倍は速く走らなきゃ」(ルイス・キャロル「鏡の国のアリス」(生野幸吉訳)
これは気功の世界も同じです。
言い換えてみれば、
「君にも分かってきただろうけど、気功の業界では、おなじ場所に止まっているためには、力いっぱい走らなきゃいけない。もしももっと上へ行きたかったら、少なくとも今の2倍は速く走らなきゃ」
という感じでしょうか?w
自分の時間が持てるから起業したいと言う人は思いとどまったほうが良いです。
1日24時間すべてを顧客のために、社会のために、捧げたい人が起業すべきだと僕は思います。
そして走るというのはかなり退屈な行為です。
というか退屈な苦行です。
気功において、ある程度成功をおさめると、だんだん単調な毎日になってきます。
ポケモンGOで言えば、毎日移動しながら、ポケステーションをまわし、ポケモンを見つけたらモンスターボールを投げる繰り返しということです。
気功も同じです。日々、情報発信をし、目の前の相手の状態を良く観て、相手のゴールを見抜き、リアリティをゆらがしながら、書き換えを畳み掛けるように積み重ね、フィードバックを明瞭に相手に提示し、また次のクライアントさんに出会う、という単調な繰り返しです。
もちろん毎回毎回が真剣勝負ですし、失敗したらフォローしてくれるようなシステムはありません(たとえば会社のような教育機関でもある場所は、フォローが入りますし、雇用は保証されます。そのかわり授業料をお給料から抜かれます)。
真剣勝負ながら、単調な繰り返しです。
そして、赤の女王では無いですが、毎日必死で走っていても、風景は変わらず、先へ進んでいる感じもありません(厳密にはゆるやかに後退していきます)。
余談ながら、開業のアドバイスをするときに、もしくは気功における開業において一番ボトルネックになるのはこの点です。
単調でも、飽きても、結果が見えなくても、自分を鼓舞して地道に同じことを続けられるかどうかがポイントです。
この「赤の女王」状態というエスカレーターの逆走をひたすらに走りながら、考えるべきはいつ別のエスカレーターに移るかということです。
もちろん移った先もエスカレーターの逆走でしか無いのですが、それでも隣の芝生は青いものです(いや、実際に移った先がより良いことは多くあります)。
そのときにやってしまいがちなのは、ともかくいまのエスカレーターを全力で登るということです。
いまやっていることを全力で解決することで、次へ行けると思いがちです。これはあながち間違いではないのですが、大概はうまくいきません。
アリスと赤の女王が交わした会話にヒントがあります。
(引用開始)一番奇妙に思えたのは、ふたりのまわりの木やなんかが、もとの場所から少しも移りかわらないことなのです。いくら急いで走っても、なにひとつ通り越すことができないのです。「まわりの物も、みんなわたしたちについて動いているのかしら?」かわいそうに、当惑してしまったアリスがこんなことを考えていると、その心が女王に読みとれたとみえて、「もっと速く!おしゃべりなんかいけませんよ!」なんてさけぶのでした。(略)
「私たちの国でなら」まだ少し息を切らせながらアリスが言います。「ふつうはどこかへゆきつくわけよーー今わたしたちが走ったみたいに長い間急いで走ったら」「なんてのろまな国でしょう!」と、女王はあざけりました。「ねえ、おまえもわかっただろうけど、この国じゃあね、おなじ場所にとまっているのにも、ちからいっぱい走らなきゃだめなのよ。もしほかの場所へゆきたかったら、少なくとも今の二倍は速く走らなきゃ(引用終了)(ルイス・キャロル「鏡の国のアリス」(生野幸吉訳)
ポイントはメタ視点です。
アリスは走り続けながらも、自分の状況を客観的に把握しています。
長い間急いで走り続けながらも、一方で周りを冷静に観察し、そして赤の女王に質問することができます。
いま目の前にあることを必死でやりつつも、メタ視点を獲得しています。
そして、適切な質問によって、赤の女王から適切な回答をもらっています。
適切な回答を得たら、また戦略を練り直すことができます。
今回の「はじめての手帳(ゴール設定)」講座のポイントはこの戦略についてやります。
なぜ夢を叶える人がいて、一方で必死で努力しているのに報われない人がいるのか?
思い通りの人生って一体何なのか?
なぜランダムに満ちた世界でチャンスが不公平に分配されているのか?
人間は本当に平等なのか?
どのような訓練をすることで成功体質を手にできるのか?
について、がっつりとやります。
モデルとして採用するのは以下のロジックです。
まず自我なり、自分というのは、人工知能であると考えることです。脳というコンピューターが情報処理をしていることを認めれば、人工知能(もしくは知能)であることは自明です。
とすると、どのようなデータを入れるか、どのようなソフト(アルゴリズム)をコンピューターに採用するかのみが重要であることが分かります。
とすると、うまくいかないのはデータがゴミすぎたのか、アルゴリズムが古すぎたということになります。GIGOです。「ゴミを入れるとゴミが出てくる」というやつですね。ゴミが出てくるのは俺が悪いのか、と悩まないことです。ゴミを入れている以上はゴミしか出てこないのです。コンピューターの問題ではなく、入力の問題ということです。
もしくはアルゴリズムが古いのです。Windows95マシンを使っていて、生産性が上がらないと嘆いているようなものです。新しいのを買いましょう!アルゴリズムを新しくしましょう。それだけでガラッと変わります。
これらをまとめると自我とはファンクションであるということになります。ファンクションというのは機能というよりは、関数ということです。コンピューターと言い換えてもOKです。
もう1つのロジックは宇宙のカラクリについてです。
宇宙のカラクリとはスピリチュアルっぽい大上段な言い方ですが、そんなつもりではありません。
単純に言えば、我々が思うように宇宙はできていないということです。
何が言いたいかと言えば、ブラック・スワンです。
「神のみ」の桂馬くんが言うように「リアルはクソゲー」なのです。
ゲームの世界は完全なるプラトン的な世界です(稀にというか、ほぼ確実にバグがあり、そのためにループができたり、攻略ができなかったりします。そしてそれが顕在化しているゲームをクソゲーと彼は定義しています)。まあ、その意味ではゲームの世界は完全なるプラトン的世界というのは言い過ぎですね。言い換えれば、ゲームの構造自体はプラトン的です。プログラミングしている際にその写像にエラーがあるという感じです。
それに対して世界は本当にランダムが入ってきます。
「お遊びの誤り」のレベルの消毒されたランダムではなく、モンスタークラスの猛威をふるうランダムが唐突に飛び込んできます。シンゴジラみたいなものです。人によって止めることのできないシンゴジラが唐突に沿岸に現れるような世界がフィクションではなく、現実の世界です(フィクションのほうが、はるかに御しやすいものです)。
もちろん観測者の位置によっても、世界のランダム性は変わってきます。
赤ん坊や幼児にとって、世界は完全にランダムに見えます。次の瞬間に何が来るか分かりません。
もちろん成長すれば、少し先まで見通せるようになります(だからと言ってブラック・スワンを見るのに不自由なことには変わりませんが)。
以上の2つのモデルをロジックとして採用します。
シンプルに言えば、自我と宇宙ですw
(大上段ですねー、大上段というかスピっぽいですねー)
自我と宇宙に対する素朴な観方をやめれば、波に乗ることができます。
素朴な観方を手放せなければ、運命があなたを手放し、波に溺れてしまいます。
もちろん、素朴な観方をやめ、正確に観ることができたからといって、人生が思い通りになるわけではありません。思い通りになると思ったとしたら、また素朴な観方に逆戻りしているということです。
思い通りにならないからこそ、楽しいのであり、意外性に満ち満ちているから、我々は生きていて幸せなのです(ただ周りから見たら、なぜあの人は夢を実現し続けているのかと思われるかもしれません)。
これらを踏まえて、これまでの手帳講座の内容を踏まえて、そしてブラック・スワンとMastery、Willpower(意志力)を踏まえて、より先へ行きましょう!!
今回の新しいコンテンツは「青い鳥」です。
青い鳥の二面性があります。ひとつは「ないものねだり」としての青い鳥、そして「幸せは足元にある」という意味での青い鳥です。
もちろんこれは諦観とか、「足るを知る」というような話ではありません。
我々の脳の癖についての話です。
また可能世界意味論を踏まえての、トランス、知識、ゴールの臨場感についても振り返ります。
そして即効性のある成功法則のTipsについても、ガンガンやりましょう!!
お楽しみに!!!!!
【まといのば講座「はじめての手帳(ゴール設定)」 ~宇宙と自我、ブラック・スワン、Mastery、Willpower、クリプキの可能世界意味論から考える成功法則~】
【日時】 9月8日(木) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】 3万円
【受講資格】 ブログ読者
【持ち物】 筆記用具と動きやすい服装
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
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【募集開始!】そろそろがっつりとゴール達成のために時間を割きましょう!
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